どもです、バイク歴と走行距離はそれなりだけど、メンテナンスの経験は壊滅的な男、さすライダー(@SasuRider0420)です。
だって、基本は「安心安全バイク屋お任せスタンス♪」なので、そりゃ〜そうなりますよねって感じです、、、が!せっかくセローちゃんという名の大変いじりやすく、万が一壊してもそんなにお金がかからない(と思う)バイクを手に入れたので、今後は少しずつ学んでいこうと思ってますYO
というより、実はセローちゃん納車直後に「学ばざるを得ない事態」が発生いたしまして、、、それは今まで見たことも聞いたこともない「グリスニップルに注油する」という事態です!
ってことで、バイクメンテ初心者の僕による「初心者向けグリスニップル注油講座」の始まりはじまり〜♪
コンテンツ
きっかけは「異常なきしみ音」の発生
時は2021年10月、ウハウハでセローちゃんを納車した当日、、、引き渡し場所の小樽から自宅まで走っていた途中に、それは突然起こりました、、、
何やらリアシート付近から「キシキシ、あ〜キッシキシ」っと結構な音量の「きしみ音」が発生するではあ〜りませんか!?
実は僕のセローちゃんは個人売買なので、しかもそれなりに古い車体だし、まぁきしみ音くらいはするよね、、、と最初は気にしてなかったんですが、、、そのうちシートに跨るだけでも異常にキシキシ鳴るようになり「これはおかしいZO」と思ったわけです。
とは言っても、当日は家まで乗って帰るしかなかったので、気になりつつもそのまま走って帰りましたYO
さて、気になる納車翌日、、、恐る恐るセローちゃんに跨ると、やっぱりキシキシ〜♪っと鳴っちゃうし、、、シートの上で上下運度をするものならば、まるでこの世の終わりのような音がしておりました(汗)
もちろん走行中は常時キシキシ鳴りまくり、、、ってことで、取り敢えずサビサビのリアサス付近にに片っ端から注油しまくりんこ!
、、、結果としては一瞬音がしなくなるもすぐに復活、、、こりゃ〜もしかしてリアのショック関係の部品を全交換フラグ!?、、、と一気に納車ウェイウェイ感が飛んでいきました♪
その後、近所のバイク屋で見てもらっても原因不明、僕の凄腕検索スキルでググりまくっても不明、、、あぁ、どうしよう、、、とダークサイドに堕ちかけたその時!あ〜まさにその時!知り合いの何でもできちゃうスーパー神ってるライダーさんが、今まで聞いたことのないアドバイスをくれたのです!
神ってるライダー「あ〜、それって多分スイングアームにある、グリスニップルに注油すれば治ると思いますよ?もちろん、頃合いを見て部品は色々変えた方がいいと思いますけど、ニコニコ(神の微笑み)」
!!??それを聞いた僕は「ぐ、グリスニッポー?いや、グリスニップル?、、、何それポカ〜ん、、、」と一瞬放心状態になりましたが、具体的な検索ワードが分かればこっちのもの!
すぐさまGoogle先生に聞く+神ってるライダーさんの助言を照らし合わせてみると、どうやらグリスニップルに注油すればキシキシ病が治るかも?と希望が見えてきたのです、、、だったらどうする?やる?ってか、いつやる?今でしょ!ってことでこの瞬間、僕とグリスニップルとの戦いが始まったのです(前置き長っ)
グリスニップルとはグリスの注入口
前置きがひじょ〜に長かったので、ここはまず結論から行きます!
グリスニップルとは、グリスが必要な部品の「内部」へ、直接新しいグリスを注油できる「グリス注入口」のことです(どど〜ん)
ご存知の通り、バイクには注油するべきポイントが沢山ありますが、例えばチェーンとか各種レバーみたいに見える場所だけではなく、実は「部品の内部にも」注油ポイントがあるんです!
そして、そこに注油するためには「その部品をバラす」必要が出てきますが、毎回バラすのは面倒、ってかそもそも僕みたいな素人はバラせない、、、だったら、グリスを入れる穴を作って、そこからギュ〜っと新しいグリスを注入ズキュン!しちゃえばいんじゃね?、、、ってことで、このグリス注入口がすなわち「グリスニップル」でございます!
※バイクを含む工業製品全般に採用されている仕組みです
要は本来バラすべき部品をバラすことなく、簡単にグリスアップできますぜ、旦那ぁ?ってな超便利システムがグリスニップルで、僕のセローちゃんはそれがスイングアームに付いている、、、つまりはキシキシ鳴ってる辺りと一致するので、そこから新しいグリスを注入すれば治るかも?ってわけです!
ちなみに僕がググった限りでは、セロー225とSRとTW、、、つまりはYAMAHAの一部絶版車のみにグリスニップルが搭載されているようです(知らんけど)
あ、余談ですがセロー225にはあるけど、セロー250にはグリスニップはございませんYO
グリースガン・ホース・グリスカートリッジを用意しよう
さて、セローちゃんのスイングアームにあるグリスニップルに、新しいグリスを「梨汁ブシャ〜♪」ってな感じで入れるとキシキシ音が治る、、、かもしれない!というところまで来ました。
なので、次は必要なブツを揃えていきたいと思います!
ってことで、グリスニップル注油に必要なものは「グリースガン・ホース(チューブ)・グリスカートリッジ」の3点となりますので、早速一つ一つ解説していきますね♪
ちなみにこれらはホームセンターでもベゾス帝国(Amazon)でも入手可能ですYO
グリースガン
グリスニップルにグリスを突っ込む役割を果たすのが「グリースガン」です!
名前的にはヤバそうな兵器に思えますが、、、実際はグリスの注射器のような感じで、本体にグリスカートリッジを挿入して、レバーをギュ〜っと握ると、ウニョニョニョニョ〜♪っとグリスがニップルから中に入って行く仕組みです。
ちなみにグリスカートリッジを装填するタイプ、それからグリスを直接入れ込む2つのタイプがありますが、せっかく購入するならどちらも兼ねた「2ウェイタイプ」のグリースガンがおすすめです!
そして、メーカーは基本「AZ:エーゼット」容量は80(またはそれ以上)と書いてるもので十分です(バイクの場合)
ホース
グリースガンにはホース(チューブ)と呼ばれる管が必要で、これの先端をグリスニップルに差し込んでグリスを送ります!
通常はストレート形状のものがグリースガンに付属していますが、しかしバイクの場合は入り組んだ場所(少なくてもセローの場合は)にもグリスニップルがあるので、自由にグニャっと曲げられる「フレキシブルホース」が別途必要になります!
選び方としてはグリースガンと同じメーカーのもの選ぶこと、それからホースの長さは250mmあれば問題ございません。
グリスカートリッジ
僕が今回一番勉強になったアイテムがグリス(カートリッジ)です!
ぶっちゃけグリースガンとホースはなんとなく知っていたのですが、グリスについてはほぼ、、、というより全くの無知でございましたので(汗)
ってことで、あれこれ調べた結果、バイクのスイングアーム(またはそれ系の稼働部)のグリスニップルには「リチウムグリス or ウレアグリス」が適していますYO
これらは通称「マルチパーパスグリス」と呼ばれる万能グリスで、バイク用品店で売ってる多くのグリスもこのタイプでございます(トリビア系きらり)
ちなみに両者の違いは「総合的な性能」で、ウレアグリスの方がより優れているようです、、、が、僕はお安いリチウムグリスにしました(庶民なので)
それとグリスには色々なパッケージがあるのですが、グリースガンで使う場合は対応容量に合った「カートリッジタイプ」を購入しましょう。
グリスニップルの注油方法
さてさて!いよいよここからが本番ですYO
グリスニップルの注油に必要なブツを揃えたら、あとはターゲットにありったけの梨汁、、、じゃなくてグリスをブシャ〜♪しちゃいましょう。
ちなみに作業用に汚れてもいい雑巾、それからヘラ(的なものでOK)、ウェットティッシュを用意しておくと便利です!
グリスニップルの位置を確認する
ってことで、では早速!いざ早速!グリスアァァップ、ズキュ〜ン!、、、!?ってか、セローちゃんのグリスニップルってどこぉ、おか〜さぁ〜ん(涙)
、、、まずはグリスニップルが何処にあるのか確認しましょうね、、、ちなみにセローちゃんの場合はスイングアーム上部に2ヶ所、それから下部に3ヶ所の計5ヶ所ありますYO
しかし!かなりの高確率で、というより絶対に汚れで見えないと思うので、、、付近をウェットティッシュで拭き拭きしてニップルちゃんを露出させましょう。
グリースガンをグリスニップルに接続する
グリスニップルの位置を確認できたら、お次はグリースガンにグリスカートリッジを装填しましょう!
やり方は本体の説明書を見れば、特に難しくないので割愛します(ただの撮り忘れ・爆)
あとはフレキシブルホースを装着して、その先端をグリスニップルに接続するだけ、、、と書くと凄く簡単そうに思えますが、これが結構厄介だったりします!
何故なら接続にはある程度の力が必要なのですが、グリスニップルが入り組んだ場所にあると、ホースを上手く取り回しても先端に力を入れ難いからです(汗)
ニップルに対して真正面からホースの先端を押し込まないと、上手くハマらないどころか最悪ニップルが折れる可能性がありますYO、、、しかし、こればっかりは慣れしかないので、とにかくトライしてみましょう!
何度か試すと必ず「カチャッ」と気持ちよくハマってくれるタイミングがあるので、その感覚を覚えれば、2回目からは余裕のよっちゃんです♪(世代ネタ)
新しいグリスを注入する
大変お待たせ致しました!いよいよグリスを注入する時がやってまいりました!
ワクワクする気持ちを抑えながら、グリースガンのレバーをギュっと握ると、、、あれ?ホースの接続部からグリスが漏れちゃったYO、、、はい、それお約束です、なんでやねん!っと突っ込ませて頂きます。
あたり前田のクラッカーですが、ホースはちゃんと締め込んでおきましょうね(といいながら漏れた僕)
気を取り直して、ホースをちゃんと締め込んで!いざグリス注入〜!さぁ、バイブス上げて行こ〜ぜ、ベイビ〜?
ってことで、何度かグリースガンのレバーを握ると、新しいグリスに押し出されて、、、古くて超絶汚いグリスが何処からともなく、まるでエイリアンのように「グダァ〜、モワァ〜」と漏れ出してきます(怖っ)
これがぶっちゃけ結構グロい感じなので、苦手な人もいるかもしれませんが「一体何故そこから?」と突っ込みたくなる変な場所から突然出てくるので「今から出てくるYO」っとこちらに構える隙を与えてくれません!
何だかとってもイヤ〜な感じですが、ここまで来ればそろそろ新旧グリスの入れ替えは完了します!
具体的には新しいグリスが爽やかに「シュシュシュ」と何処からともなく漏れ出せばOK牧場でございます。
いやぁ〜、それにしても新しいグリスは透明でお綺麗ですこと♪
あとはグリスニップルからホースを抜けば、逆止弁なので勝手に注入口が閉まってThe End、、、かと思いきや、この抜く行為がまたまた曲者です!
控えめに言って、全然抜けてくれません、、、コツとしてはまずホース先端をグリグリして、圧着している空気を抜いてから〜の、覚悟を決めて瞬間的に力一杯引き抜きます!
多少左右に傾けた方が抜けやすいですが、接続と同じくニップルが折れる可能性もあるので、、、抜く時は常に緊張感が漂います(汗)
だがしか〜し!これも一度経験してしまえば、次回からサクッと抜けるようになるので、、、さぁ!残り4か所、同じことを繰り返しましょう、GOOD LUCK(幸運系きらり)
古いグリスを拭き取る
やったぁ〜、全てのグリスニップルに、新しいグリスをブシャ〜しちゃったYO、ウェイウェイ♪
ってことで、早速跨って音が出ないか試してみよう、、、って、ちょっと待ったぁ〜!昌子、本当にそいつでいいのか?俺じゃなくていいのか?(謎の昌子)、、、じゃなくて、跨る前に古いグリスを拭き取っておきましょうYO
だって、スイングアーム周りにデロデロの古いエイリアン、、、もとい古いグリスが沢山付着してるわけなので、、、それは綺麗に拭き取りましょうね、、、それこそタイヤとかに付着したら最悪滑って転けます(怖っ)
そして、ここで役立つのがヘラと雑巾のゴールデンコンビで、ヘラで古いグリスすくって雑巾で拭き拭き、これを繰り返しましょう!
結果報告:きしみ音が完全に消えました!
えぇ、もうドキドキでしたよ、、、納車後に速攻キシキシ音発生してから〜の、色々調べてから〜の、最終的にグリスニップルに行き着き、道具を揃えて、作業中に色々失敗して、、、やっと訪れたこの瞬間!
これで跨った瞬間にキシキシ鳴ったら、僕は確実にダークサイドの彼方へと落ちていく、、、そう、これがダースライダーの登場である!、、、って、登場しませんでした(嬉し涙)
もうね、びっくりですよ!?あんなに激しくキシキシ鳴ってた音が、まるで嘘のように一切消え失せちゃったんですから(ウェイウェイ)
シートにドカっと座って、思い切りケツを上下に動かしてもNOキシ、もちろん走行中に段差を超えてもNOキシ!Always NO KISHI!
これでようやく安心して、セローちゃんで奥様と一緒に林道に行けます♪
そして何より大変勉強になりました!たまたまグリスニップルなんてものが付いてたお陰で、また一つバイクいじりを覚えることができましたYO
これからは半年に1回ぐらいはグリスニップルしたいと思います、、、ってことで、まったね〜(ニコニコきらり)
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