どもです、さすライダー(@SasuRider0420)です。
今となっては立派な道民の僕ですが、実は道民になる前に、凄く気になっていることがありました。
それは「北海道の長い冬の間、バイクはどうするの?」という、内地ライダーなら誰でも一度は気になる疑問です。
バイクをいわゆる「冬眠」させるというライダーもいれば、いやいや、スパイクタイヤを履かせて冬でも走るっしょ!というライダーもいたりして、、、移住道民の僕にとっては、とにかく興味津々なネタな訳です。
ということで、冬の北海道のバイク事情を僕なりにまとめてみましたYO!(北海道のみならず、雪国全般で通じる内容です)
コンテンツ
バイクを春まで冬眠させるのが一般的
雪が降ったら、道路が凍ってしまったら物理的にバイクに乗れない!
これが普通一般的なライダーの考えであり、僕も当然そう思っていますし(一応は)仮に走っても、、、愛車と仲良くスッテンコロリン♪するだけです。
なので、北海道では雪の降る間はバイクを冬眠・保管させるのが最も一般的で、春になったら再び乗り始めることになります。
ということで、まずは「バイクの冬眠・保管」について解説しちゃいますよ。
冬眠方法その1:バイク屋の冬季預かりサービスを利用する
北海道のバイク屋には、冬の間バイクを預かってくれる「冬季預かりサービス」があります。
これは概ね10月〜4月までの期間(お店により違います)愛車をバイク屋で預かってくれるサービスで、預かり期間中に簡単な点検とバッテリーの充電、洗車などがセットになっている場合が多いです。
北海道の冬にバイクを青空駐輪していたら、確実に雪に埋れてしまうので、、、愛車の屋内保管が出来ないライダーには生命線的なサービスです!
また、僕のように自宅にガレージはあるけど、とにかく心配性で(笑)自宅で保管しておくと色々心配、、、というライダーにも需要のあるサービスで、何より「バイク屋に預ける安心感」を得ることが出来ます。
北海道のバイク屋の冬季預かりサービスの相場は、大体1〜3万円くらいで、排気量によって設定されているケースがほとんどです。
ちなみに僕が普段お世話になっている「BMWモトラッド札幌西」さんでは、R1200GS号を預けた場合「27,500円」で預かってくれるようでした(2019年の価格です)
さて、ぶっちゃけこの価格ってどう思いますか?、、、恐らく価格だけ聞くと「高い!」と思うかもしれませんが、、、よぉ〜く考えてみてください!
仮に首都圏でバイク用パーキングやレンタルスペース(コンテナ)を契約した場合、普通に1ヶ月あたり1〜3万円位はかかるので、そう考えると10月〜4月の約半年間預かってくれて、しかもその間に点検や洗車なども含まれている事を考慮すると、実はなまらコスパの良いサービスと言えます!
しかも「バイク屋さんに預けている」という絶対的な安心感があるので、北海道のバイクの冬眠・保管方法としては最もスマートな方法と言えます。
最後にちょっとした補足ですが、極力リーズナブルにバイクの冬季保管をしたい!というライダーには「バイク屋じゃない冬季預かりサービス」もあったりします(どど〜ん)
これは僕が調べた、あくまで一例ですが、札幌にある「地下鉄二十四軒地下駐車場」では、11月1日~4月30日の期間で「10,480円」でバイクを預かってくれるようです(価格表を見る限り排気量別ではなく統一価格:2019年の価格)
もちろん、冬季預かりサービスというよりは、駐車場の一定期間バイク駐輪し放題サービスで、点検や洗車は当然ありませんが、たまに様子を見にくることが出来れば、リーズナブルでお得なサービスと言えます!
北海道ではこのように、一般のパーキングがバイクの冬季預かりサービスをしていたりもするので、色々と探してみるのも面白いかもしれません。
冬眠方法その2:自宅でバイクを冬眠・保管(手順解説付き)
僕が北海道に移住して、初のバイク冬眠・保管方法として選んだのは「自宅保管」です!
実は僕が引っ越した砂川市の借家には、ラッキーなことに大きなガレージが付いていて、あの馬鹿デカイGS号が余裕で入っちゃって、ゼルビスとボルティまでスルッと入っちゃうんですYO。
つまりは自宅で余裕でバイクの冬眠が可能なんですが、、、極度の心配性の僕は「色々心配だから、バイク屋に預けようかな、、、」と思ったんですが、、、せっかくガレージがあるのに、預けるのは勿体無いですよ!とバイク屋さんに諭されました(ワロタ)
北海道では内地のようにガレージが憧れのもの!男のロマンだぜ(きらり)としてではなく、普通一般的に実用的なものとして普及しています。
だって、そりゃそうですよね、、、雪が降ると色々と埋まっちゃうので、ガレージが無いと色々と大変な訳です!
実際、僕の自宅の周りにある一軒家もほとんどがガレージ付きの家で、砂川市は豪雪地帯なので賃貸もガレージ付き率が高いです。
ってことで、自宅でバイクを冬眠・保管する方法を項目別に解説していきますよ(今から解説する方法は順不同です)
その1:ガソリンを満タンにする
そろそろ雪が降りそうだから、バイクを冬眠させようかな、、、と思ったら、まずはガソリンスタンドに直行です!
バイクの冬眠の基本は「ガソリン満タン保管」で、これはタンク内に結露が発生して、タンクが錆びちゃうのを防止するためです。
なので「何でしばらくバイクに乗れないのに、ガソリンを満タンに入れる必要があるの?プンプン!」なんて考える暇があったら(僕のことです)さっさとスタンドに行って爽やかな笑顔で「ハイオク(GSの場合)満タンでお願いします(きらり)」と愛想を振りまきましょう。
ちなみに、冬眠中にガソリンが劣化するのでは?という疑問に対しては、そもそもバイクを冬眠させる必要がある地域は寒冷地なので、劣化する度合いが遅いから問題なし!というのが色々調べた僕の結論です。
半年以上〜1年近く放置しない限りは、そんなに簡単にガソリンは劣化しませんし、心配なら「ガソリン添加剤」を入れておくと更に完璧です!
その2:バイクの洗車をする
バイクを冬眠させる前に、今年もよく走ってくれた相棒を洗車で労いましょう!
愛車の汚れを放置したまま冬眠させてしまうと、汚れが定直して落ちにくくなったり、サビを誘発しちゃいますので要注意です。
洗車中は車体をよく見ることになるので、今まで気が付かなかったトラブルを事前に発見する意味でも洗車は入念に行いましょう。
洗車をしながら「GS号ちゃん、今年もありがとう、来年もよろしくね、えへへ、うふふ、、、」なんて独り言を呟くのがライダーなので、くれぐれも周りに誰もいないことを確認してから洗車しましょう!
その3:タイヤの空気圧を調整する(気持ち高めに)
突然ですが問題です!バイクに乗らなくても勝手に減っていくものってな〜んだ?、、、お金、、、はい、、、時間、、、はい、、、そろそろ気持ちが暗くなってきたので、サクッと正解を言うと、それは「タイヤの空気圧」です!
タイヤの空気は自然に抜けていくのが普通で、放っておくと空気圧が規定値より低くなってしまいます。
なので、バイクを冬眠させる前には「空気が抜けると言う前提で」タイヤの空気圧を調整しておく必要があり、気持ち規定値より高めに入れておくのがオススメです(定期的に空気圧チェックすると更に完璧)
その4:バッテリーのメンテナンスをする
冬眠中にバイクのバッテリーを放置しておくと、かなりの確率でバッテリーが上がってしまい、結果としてエンジンをかける事が出来なくなってしまいます。
もちろん、新品と交換すればいい話ではありますが、バッテリーはなかなか高価なパーツなので、冬眠中はきちんと生かしておきましょう!
具体的には「バッテリーを車体から外す、またはマイナス端子を外しておく(車体からは外さない)、そして定期的に充電をする」これが冬眠中のバッテリーメンテナンスの基本です。
ちなみに車体からバッテリーを外す際は、マイナス端子→プラス端子の順番に外す、取り付ける際はその逆です(外す=軽くなるからマイナス端子から、取り付ける=重くなるからプラス端子からと考えると覚え易いです)
車体から取り外したバッテリーや、マイナス端子を外したバッテリーは、定期的に充電することでベストコンディションを保つことが出来ます!
ちなみにバッテリーの充電頻度は人により違うので、これに正解はありませんが、僕は1ヶ月に1回のペースで充電しています。
バッテリーの充電には専用の充電器が必要で、これはバイク用品店やホームセンター、Amazonなどのネット通販でも手に入れる事が出来ます。
BMWのバイクだけの特殊な充電方法について
さて、、、ここからは今までのバッテリーの話を一気にぶっ壊していきます(きらり)
なるほど、ボルティとゼルビス(一般的な国産バイク)のバッテリーのメンテナンス方法は分かったよ?じゃ〜GS号はどうしてるの?、、、よくぞ聞いてくれました!GS号はバッテリーを外さず、マイナス端子も抜かず、バッテリーに直接充電器を付ける事もありません(どど〜ん)
え?、、、君、もしかしておバカさんなの?、、、ッチッチッチ、残念ながら、僕はおバカさんではありません(多分です)
実はGS号、広く言えばBMWのバイクには、特殊なバッテリーメンテナンス方法があるんです(特殊=素敵な響き)
それは「ヘラーソケット(BMWのシガーソケット)に専用の充電器を差し込むだけで、バッテリーの充電ができる方法」です!
これはBMWのバイクに搭載されている「CAN-bus:キャンバス」というシステムを利用する充電方法で、これのメリットは直接バッテリーに充電器を取り付けることなく、スマートに充電する事が出来る点です。
CAN-bus対応の充電器を電源に繋いで、あとは充電ケーブルをGS号のヘラーソケットに挿せば、全自動で勝手にバッテリーの充電を始めてくれます(イグニッションをONにする必要もありません)
つまり、バッテリーを車体から取り外したり、充電器を取り付けるために露出させなくても良いんです!どうですか奥さん?今ならまけておきますよ?
もちろん、車体からバッテリーを外したり、マイナス端子を外して保管するのが一番ではありますが、、、なんせ電子制御満載のBMWのバイクですし、外車ですし、、、僕は基本車体からモノを外したり、取り付けたりしたくないので(心配性だから)この方法を選びました。
つまり、僕はGS号の車体からバッテリーを外していないし、マイナス端子を外す事もしていないので、当然バッテリーは自然放電していきますが、定期的にヘラーソケット充電をしてあげれば全く問題ありません!
ちなみに現状コレが出来るのは「TECMATE オプティメート4 デュアル」という充電器のみで、もしBMWのバイクを僕のように充電したい場合は、これ一択になります(ヘラーソケットアダプタも別途必要です)
これ以外の充電器はCAN-busに対応していないので、充電するためには直接バッテリーにアクセスする必要があります。
その5:センタースタンドをかける(サイドスタンドのみの場合も解説)
センタースタンドが装備されているバイクであれば、冬眠中はセンタースタンド(以下センスタ)での保管がオススメです。
何故なら冬眠中は、長期間地面と車体の同じ箇所が設置することになるので、つまりはそこに常に負荷がかかることになるからです。
具体的には前後のタイヤやサスペンションに負荷がかかるので、センスタをかけることによってこれらの負荷を軽減することが出来ます!
ちなみにセンスタをかけるコツは、センスタの左右の設置面を確実に地面に設置させてから、ライダーの体重を乗せることです。
センスタの左右の設置面が地面に設置していない状態だと、なかなかセンスタをかける事が出来ません(特にGS号のようなヘビー級バイク)
なお、センスタ保管には懸念事項があり、一般的にセンスタはサイドスタンドより地震に弱い傾向にあることです(最近は北海道でも地震のリスクがあります)
なので、万が一大きな地震が起きてしまって、センスタが外れてしまった時の対応をしておくと更にGOODです!
具体的にはギアをローに入れて、ハンドルを多少右側に切り、センスタとサイドスタンドを両方出しておけば、万が一センスタが外れてもサイドスタンド側に車体が傾く確率が上がるので、サイドスタンドで助かる可能性があります。
また、フロントタイヤに輪止めを施しておくと、更に安定度が上がり助かる確率が高まります。
サイドスタンドしかないバイクの場合
冬眠はセンタースタンドで保管した方が良いのは分かったけど、、、俺っちのバイクはサイドスタンドオンリーなんだけど?
はい、そうですよね、、、僕はゼルビス号にしろ、GS号にしろ、たまたまセンスタが付いているバイクを所有していますが、むしろセンセスタが付いてる方がマイノリティですよね。
多くのバイクはサイドスタンドしか付いていないのが現状なので、その場合は定期的に跨って車体をグリグリしたり、タイヤの設置面を変えたりすれば問題ないのでご安心を!
え〜、そんなの面倒だよ、、、って方は、メンテナンススタンドを購入して、事実上のセンスタ状態にするのも一つの方法ですよ(きらり)
その6:定期的にエンジンをかける(プラス各部を動かす)
はじめに言っておくと、この項目はライダーによって千差万別です(その1〜5までの項目は誰に聞いてもほぼ一緒です)
冬眠中はエンジンをかけない方がいい!というライダーもいれば、いや、定期的にかけた方がいい!というライダーもいますし、ネットを見ても、YouTubeを見ても、そしてバイク屋さんでも意見が分かれています。
つまり僕は「どちらも正解」だと思っています、自分の感覚を信じる、ブログを信じる、YouTubeを信じる、お世話になっているバイク屋を信じる、バイク雑誌を信じる、自分がコレだ!と思った方法を選べばいいと思います。
そんな中、僕はお世話になっているバイク屋さんに聞いた「定期的にエンジンをかける」方法をチョイスしましたので、その方法を解説していきますね。
まず、冬眠中エンジンをかける頻度ですが、コレは1ヶ月に1〜2回で十分です(僕は月1にしています)
そして、北海道ではせっかくエンジンをかけたから、近所をサクッと走る!なんて事は雪で当然出来ないので、最初から最後までアイドリング状態です(アクセルを煽ることもしません)
エンジンをかける時間は、大体10〜15分くらいが目安で、コレは車体にオイルが行き渡ってエンジンが温まるくらいの時間です。
ちなみにGS号(水冷)の場合は、ラジエーターのファンが回り始めるまでエンジンをかけるのがベストで、エンジンの温度が100度を超えるとファンが回ります(センスタのままエンジンかけてます)
同じようにゼルビスとボルティも、月1で10〜15分くらいエンジンをかけているので、僕はいわゆる「キャブのガソリン抜き(ガソリン満タン+キャブレターのガソリンを抜く)」はしていません。
また、毎回エンジン始動時にバッテリーを取り付けるのは面倒なので、バッテリーは車体に取り付けたままマイナス端子を外す方法で保管しています(ゼルビスのバッテリーは一度車体から外しましたが、面倒なので戻しましたw)
エンジンをかける際は車体の動かせる場所は動かすようにしていて、具体的にはハンドルを左右一杯に切ってみたり、ギアチェンジをしてみたり、レバー類を握ってみたり、サスを上下に動かしたりしています。
これは各部が固着するのを防ぐためで、3台共に定期的に動かしてあげてますYO。
ちなみに、エンジンをかける日にバッテリーの充電もしているので、そうすれば冬眠中の定期メンテナンスを忘れることがありません(iPhoneのカレンダーにエンジンかけてバッテリーを充電する日!を登録しています)
バイクの冬眠方法をYouTubeでも解説しています
今回解説したバイクの冬眠方法は、僕のYouTubeでも解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
なお、動画ではエンジンをかける件については解説していません(撮り忘れたw)
冬眠中の経費削減:任意保険を最低維持契約に変更する
バイク屋さんでバイクを預かってもらう場合でも、自宅で保管する場合でも、春が来るまでバイクに乗らない事になるので、その間の任意保険が払い損になってしまいます。
だからと言って「冬眠中は保険を解約して、春に再契約する!」というのはオススメできません。
何故なら、保険は一度解約してしまうと「等級」がリセットされてしまうので、せっかく(無事故無違反の前提ですが)年々安くなった保険料が元どおりになってしまうからです。
なので、冬眠中は保険の契約内容を変更して、最低維持(料金)契約にするのがスマートな方法です!
例えば、通常は無制限に設定している対人・対物補償の金額を落とせる金額まで落とす、各種特約系を外す、車両保険をつけている人は外す、、、など、どうせ乗れないので諸々見直して最低限の契約にしましょう(春に元に戻すのをお忘れなく!)
保険会社によって契約の変更ができる箇所は異なるので、分からない場合は素直にサポートセンターに電話してみましょう!
その際「俺っちは冬はバイクに乗れないので、一番安い契約にしたいっす!」と正直に言って全く問題ありません。
ちなみに僕は「三井ダイレクト」のバイク保険に加入していますが、最低維持金額は1,500円くらいで、変更方法を親切・丁寧に教えてくれましたよ。
逆に電話して聞いてみたら、、、な対応だった保険会社だった場合は、これからの為にも会社の変更をオススメします(きらり)
冬の北海道でもバイクに乗る方法について
さてさて、ここまでバイクを冬眠・保管させる方法を解説してきましたが「はぁ?冬はバイクに乗らないだと?バイクなめてんのかワレェ〜!激おこプンプンしちゃうぞ!プンプン!」というライダーの皆さん、大変お待たせいたしました。
実は冬の北海道でもバイクに乗れる方法は、確かに存在しますが、、、はじめに言っておくと、、、超絶クレイジーな方法なので、、、僕のように、爽やかでノーマルなライダーの皆様は、素直に冬眠・保管を選んだ方が無難です。
ってことで、こちらも早速解説して行きますよ!
結論:スパイクタイヤを履かせたバイクで雪道を走る
きっと、、、きっと、、、非ライダー、もしくは普通一般的なライダーが、何かしらのきっかけで、年末年始の冬の北海道に遊びに来たら、さぞかし驚くことでしょうね、、、
だって、、、雪が積もっている道路だったり、ツルツルのアイスバーンの道路を「普通にバイクが走ってるんですから!」ね、しかも荷物満載のバイクが(笑)
今僕が言ったことを???え?何言ってるの?と思ったライダーの方、あなたはとても健全なライダーさんです!
逆に、え?それって普通じゃね?と思ったライダーの方、あなたは感覚がマ〜ヒ〜してる、ちょっと逝っちゃてる方ですね(褒め言葉ですよ)
実は北海道(と雪国)には「愛車にスパイクタイヤを履かせて冬でも走る!」という文化があり、特に年越しを宗谷岬で迎える「年越し宗谷岬ツーリング」は、ちょっと逝っちゃってる系ライダーのひとつのステータスになっています。
ってか、雪道をバイクで走ったら、普通にコケるしかなくね?と思ったあなた、はい、その通りですよね、僕も勿論そう思います!
しかし、実は北海道の郵便局のカブは、雪道を颯爽と駆け抜けて行きますし、そして冬も北海道ツーリングをしているライダーがいます。
そうなんです、実はちゃんとした装備を施せば、北海道の雪道でもバイクで走れるんです!
具体的には前後スパイクタイヤ(必須)を履かせる、キャブ車の場合はアイシング対策(キャブ内の凍結防止)を施す、粘度の低いエンジンオイルに交換する、グリップヒーターをつける、スクリーンをつける、極寒使用のアパレルを揃えるなどの対策が必要です。
ただし、どんなに万全の装備と安全対策を施したとしても、当然通常のライディングよりは危険が高まりますし、何より仮に自分が雪道で車を運転していたとして、前にバイクが走っていたらどうでしょう?、、、突然転ぶんじゃないか?と、超恐怖ですよね?
そして、案の定スリップしたライダーが転倒してしまって、それを後続のあなたの車が轢いてしまったら、、、それってあなたと車のせいでしょうか?少なくても轢いてしまったあなたの人生の今後は確実に暗いです。
、、、要は何が言いたいかと言えば、雪道をバイクで走るという行為は、何が起こっても自己責任!であることは前提として、日常を普通に過ごしている人たちからすれば「常軌を逸した行動」であることを常に頭の中に入れておく必要があるという事です。
僕も含めてライダーの中では「年越し宗谷ツーリングはカッケ〜!」と思いますが、現地の人たちからすれば迷惑極まりない行為であることと、批判されて当然(言い訳出来ない)という前提でやるべき行為だと僕は思います。
しかし、上記の事を頭では分かっていても、それでも「やってみたい!」と思うのが、大バカ野郎なのが、超ど変態なのが(褒めてます)僕らライダーですよね、、、
だから僕は素直に挑戦するライダーには「Good Luck」を送りますし、僕も年越し宗谷に挑戦したい一人です(一同ズコっ!)
番外編その1:バイクを内地で保管して休日にツーリング
冬の北海道でもバイクに乗る!という観点からは外れた方法ではありますが(故に番外編)こちらは全くクレイジーではなく、お金さえあれば雪国ライダーの誰でも冬にバイクに乗れる方法です。
要は北海道で雪が降る前に、内地の冬でも暖かいエリアにツーリングに行って、そのまま現地にバイクを置いて帰ってくる、、、そして、例えばサラリーマンであれば週末、飛行機で現地へ行ってツーリングをする!という方法です。
これなら雪を全く気にせず、更には冬眠や保管で気を遣うこともなく、冬でも快適にツーリングライフが楽しめちゃいます。
この方法の難点は、現地でのバイク保管費用、ツーリング毎にかかる飛行機代の2点で、要はお金の問題です。
ただし、これは工夫次第で出費を抑えることは可能で、例えば現地での保管は親戚や友人がいればタダ(または手土産)格安のレンタルコンテナやガレージを探す、月極のバイクパーキングを探す(レンタルコンテナよりは安価)などの方法がありますし、飛行機代は普段からマイルを貯めておく、LCCのセールを狙うなどで無料〜格安に抑えることは出来ます(そもそもLCCが無かった時代は難しい方法です)
移動の自由という観点からすれば、極めて現代的な方法だと思うので、僕もこれはチャレンジしてみたい方法ではあります。
番外編その2:レンタルバイクで休日に内地ツーリング
これはもう、ほとんど説明不要ですよね、前述の「番外編その1」の発展系で、よりカジュアルな方法です。
バイク屋の冬季保管サービスを利用するライダーなら、冬でもバイクに乗る方法はこの一択になるかと思います。
最近はレンタルバイクの需要が急速に高まっているので、会社によってはお得なプランがあったり、航空券とのセットプランがあったりするので、利用価値はかなり高いです!
冬の北海道でバイクに乗れないのは結局いつから何時まで?
最後にこれです、なるほど!冬の北海道は基本バイクに乗れない(クレイジーな方法を除く)のは分かったけど、具体的にいつから何時くらいまで乗れないの?
この質問を具体的に言い直せば「道路上に雪がある、凍結があるのはいつから何時まで?」ということになり、ぶっちゃけ寒いのは装備次第でどうにでもなるんですよね。
もちろん毎年の気象状況、特に近年は地球温暖化の影響で先が読めない、、、という前提にはなりますが「基本は11月上旬〜4月の半ばくらいまで、北海道では道路上に雪がある、または凍結がある=バイクに乗れない」という回答になります。
ぶっちゃけ3月後半で雪が溶ける箇所もあるみたいですが、それでも路肩や峠などはバリバリ危険なので、安心して走れるとなると4月中ば〜、GWを過ぎると峠も一部を除いて(三国峠とか)ほぼ大丈夫のようです(ネイティブ道民から聞きました)
つまり、北海道では約半年間バイクに乗れない時期があるということになり、やはりこれは北海道ライダー最大のデメリット(バイクに乗れる時期が少ない)と言えます。
僕は冬は冬の楽しみがあるので、バイクに乗れなくても大丈夫、、、なんて嘘です、控えめに言って、今めっちゃバイクに乗りたいです(この記事の執筆は1月)
そりゃ〜乗りたいですよね!だって僕、さすライダーですよ?(きらり)ってことで、冬でもバイクに乗れる方法を考えながら、今日も雪かきに興じようと思います。
今回のまとめ
北海道ではバイクが冬眠したり、かと思いきや、雪道を颯爽と駆け抜けて行ったり、、、本州の感覚では全く想像できないバイク事情が展開されています!
これを面白い!と取るか、やっぱりバイク乗りなら南国に住むべきだよね!と取るか、どっちに取るかはあなた次第です(どど〜ん)
いつも楽しく見てます。
さすライダーさんのせいでwunderlinqまで買っちゃいました笑
今回チャージャーとヘラーソケットオプションも買ってしまったわけですが、ディーラーに聞いたら水冷r1200gsaはヘラーソケットからの充電は対応してないようなことを。。
できちゃうんでしょうか?
何時もご覧いただきありがとうございます!
なんと、wunderlinqまでありがとうございます、、、笑
さて、充電についてですが、僕の2013年式R1200GSで問題なく出来ますので、GSAで出来ないということはないと思います。
楽しく拝見させていただきました!!!タイヤの空気圧の説明のお金も時間も減っちゃう所とか特に!w
これからバイク免許を取ろうと思っていますが、北海道在住なので「雪道なんか走れなさそうだし…バイク放置するわけにはいかないし…」とライダーへの道を諦めかけましたが、あなた様の分かりやすくて面白い説明のおかげでちゃんと勉強出来ました!!!ありがとうございます!!!!
早くバイクに乗りたいです!!!
嬉しいコメントありがとうございます!
北海道はバイクに乗れる時期が限られていますが、だからこそ乗れる時が輝きます!
とうや様のライダーデビューを応援しています。