こんにちわ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
僕は今北海道に住んでいますが、本州の夏ってめっちゃ暑いですよね、、、北海道も暑い日は暑いんですが、少なくても「もうだめ、エアコンON」という事態にはならないです。
僕はもともとエアコンが嫌いなので、あまり使いたくは無いのですが、、、しかし本州に住んでいた時は、使わないと過ごせないような暑さだったので、今回紹介する「空調服」をもっと早く知っていればなぁ、と思っています。
ということで今回は、地球温暖化の救世主?として、最近巷で話題の「空調服」を着てみた結果をお届けします。
コンテンツ
空調服って一体なんなの?Vinmoriって?
ここ数年の異常な夏の暑さから、最近徐々に認知度が高まっているのが「空調服(ベスト)」です。
今をトキメク「ワークマン」や、近所のホームセンターに行くと、後ろに小さな扇風機がついている服を見たことがないでしょうか?
ズバリ、それこそが「空調服」で、要は小型のファン(小さな扇風機)で風を取り込んで、それを服の中で循環させて涼しさを得るアイテムなんです。
僕はある時ワークマンに行った時に、はじめて空調服の現物を見て、、、とりあえず「なんか、スゲ〜服が出た(笑)」と思いました。

中華ガジェットメーカーの「Vinmori」って?
僕が今回着てみたのは、ワークマンの空調服ではなく、ホームセンターの空調服でもなく、中華ガジェットメーカーの「Vinmori」の空調服です。
Vinmoriは主にヒーターベスト、いわゆる「電熱ベスト」を扱うメーカーで、僕は去年まさにその電熱ベストをAmazonで購入して、Vinmoriを知ったわけです。
そして、夏には空調服も売っていることを知り、興味を持ったら、、、なんと今回試す機会に恵まれちゃいました(きらり)

Vinmoriは中国のシリコンバレーこと「深圳」に拠点を置く会社で、年間成長率は驚異の300パーセント(!)という宇宙レベルで、今回のような空調服、そして電熱ベストなどの開発・研究・製造を行なっている会社です。
ってか、、、成長率300パーセントって、、、まるで日本のバブル期のような凄まじい勢いですね、、、ちなみに日本以外ではアメリカやヨーロッパにも商品を出荷しており、2019年はトータル売上金額、なんと!9億6千万円(これまた宇宙)を売り上げているようです(全世界合計の数値)
ほんと、中国企業の勢いは凄まじいですね!なんだ中華製かよ、、、なんて話は既に過去の話で、もはや中華製はワールドワイドです(iPhoneなんて部品のほとんどが中華製です)
Vinmoriの空調服の種類やサイズ、カラーについて
Vinmoriの空調服は、主に2つの種類があって、一つは「アウトドアジャケットタイプ」もう一つは「作業服タイプ」です。
どちらも「ブルー系」と「グレー系」の色が数色あって、今回僕はアウトドアジャケットの「ダークブルー」作業服の「グレーの半袖モデル」サイズはどちらも「L-LLサイズ」を選びました(サイズも数種類あります)

僕は身長173cm、体重52kg、ウエスト70cmくらいの痩せ型体型ですが、Vinmoriの方に最適なサイズを聞いてみたところ「L-LLサイズ」を勧められたので、素直にそれにしました(ジッパーでさらに細かいサイズ調整ができます:下の2枚目の写真参照)
空調服は外部から取り込んだ風を、服の内部で循環させる必要があるので、通常の服よりタイト(密閉性を上げるために)に出来ているので、普段よりワンサイズ上を選んだ方が合うと思います(僕は普段Mサイズです)


実際にVinmoriの空調服を着てみた結果
空調服を試したいけど、僕が住んでいるのは北海道、、、あれ?別に着なくても涼しんじゃね?っと思ったら、、、まさかの北海道も余裕の30度超えが来ました(あれ?)
ってことで、北海道なのに暑い日に、早速空調服を試してみましたよ。
まずは開封の儀を執り行いました
Amazonから届いた商品を開封する、これって何時もテンション上がりますよね(僕だけ?)
意を決して早速ダンボールを開けると、空調服!熱中症対策!と何やら主張が激しいパッケージが姿を現すのでした、、、このあたりが実に中華ガジェットっぽいですね。

パッケージを開けてみると、空調服が2点と、ファンが入ってる箱が2箱、、、あれ?これって、どっちがどっちのファンなんだろう?と思ったら、アウトドアジャケットの方は、なんと服の後ろにも前にもファンが2個づつある、合計4つのファンを装着できる空調服でした(4つのファンセットの箱=アウトドアジャケットの方)



ちなみにそれぞれの同梱品は「本体・ファンセット(4個と2個)・説明書(日本語あり)・スイッチ付きケーブル」が共通で、プラスしてアウトドアジャケットの方には「紫外線カットアームカバー」作業服には「洗濯ネット(つまり洗濯可能)」が付属しています。
あ、そうそう、、、絶対に忘れてはいけないのは「空調服は2A以上の出力のモバイルバッテリーで動作する」ので、モバイルバッテリーだけは自前で用意する必要があります(付属してないので注意!)


ファンの取り付けには若干のコツが必要
早速空調服にファンを取り付けようとしたところ、若干苦戦を強いられてしまいました。
ファンのカバー(ロゴが入ってるところ)をクルクルと回して、本体とカバーを分離した後に、空調服の穴を通して再びクルクルして連結させる、、、というのがファンの取り付け方法なのですが、空調服の穴がファンの大きさより若干小さめに出来ているので(密閉性を上げるため)服の穴の部分を引っ張らないとファンが入りません。


服の穴をひっぱるのは若干神経を使いますが、これは密閉性の確保のためなので、焦らずゆっくりと作業しましょう。
ちなみに説明書には、簡単に取り付け出来る的なイラストが書いてありますが、実際は結構取り付けに苦労しました(笑)
全てのファンを無事に空調服に取り付けたら、あとはスイッチ付きケーブルの接続端子をそれぞれのファンに接続して、ちょうどいい感じにケーブルを取り回します。




最後はスイッチ付きケーブルをモバイルバッテリーに接続するのですが、どちらの空調服も内側左にバッテリーポケットがあるので、そこにUSB接続口を持ってくるように、ケーブルを取り回して完成です。


空調服の仕様について(アウトドアジャケットタイプ)
アウトドアジャケットには、前後合わせて合計4つのファンが装備されており、冷房環境がないアウトドアでも涼しく過ごせるように設計されています。
ジャケットのデザインはいたってシンプルで、フード付きのポケットなし(ポケットは正直欲しかったです)色は単色のみでメーカーロゴなどもありません。
また、生地に防水加工(プラスUVカット機能)が施してあるので、空調システムとは関係なく、普通にレインコートとして使用する事が出来ます。



空調服の仕様について(作業服タイプ)
どちらかといえば、こちらがオーソドックスな空調服で、長袖と半袖タイプがありますが、僕は今回半袖タイプを選びました(アウトドアジャケットが長袖なので)
こちらは胸ポケットが左右に装備されていて、僕の半袖タイプはボタンなしポケットですが、ボタンが付いているモデルもあります。

生地は100パーセントコットン仕様で、肌触りがとても良く、更にはUVカット加工が施されています(非防水)
そして、首のメーカーロゴプレートにちょっとした機能があり、、、これをポチッと押すと湾曲して、ファンから取り込んだ風を一気に首まで送ってくれます。
その昔、近所の駄菓子屋さんで、腕にスパッと巻きつける金属製のブレスレットがありませんでしたか?、、、首のメーカーロゴプレートはそんな感じです(年齢がバレそう、、、)
ちなみに、このロゴプレートの正式名称は、ズバリ「パッチンブレスレット」ではなく、、、「クイックエアダクト」というカッコいい名前で、なんと日本でも特許申請中の「いぶし銀」の機能だったりします(開発に1年以上もかかっているとか、、、凄っ!)


実際に空調服を着てみた結果
さてさて、ここまでの前置きが超長いですが、、、いよいよ実際にVinmoriの空調服を着てみた結果をお伝えします。
気温30度オーバーの真夏日に着てみましたが、、、えっとですね、、、ぶっちゃけ、、、うわぁ〜めっちゃ涼しい!!!という感じではありませんでした、あ〜なるほど!って感じでした。
涼しさを感じるというよりは、暑く感じないと言った方が正しいかもしれません(それで十分役割を果たしていますし)
ただ、これにはちゃんとした理由があって、そもそも空調服を着て涼しく感じるのは「汗をかいている時」だからです。
例えば、風呂上がりに扇風機に当たると、めっちゃ涼しいですよね?
要はあの理屈です、あの理屈を再現しているのが空調服なんです、別に体にエアコンを付けているわけではなく、単にファンの力で「風を服の中に取り入れているだけ」なんです。

僕は昔から暑さには強い方で、周りがドバドバと汗をかいていても、涼しい顔をして汗をかかないタイプの人間です(嫌なやつ・笑)
空調服を試した当日も、僕はほとんど汗をかいていなかったので、、、つまりは空調服の効果を、分かりやすく感じることが出来ない人間と言えるかもしれません。
実際、ネット上で空調服の感想をググってみると(メーカー問わず)めっちゃ涼しい!という人もいれば、あれ?っていう人もたくさんいるので、やはりこれは個人の体質の差が大きく出るものなのでしょう。
ただし、気温30度超え、日差しガンガンの野外で洗車をして、しかも長袖の服を着て暑さを感じなかった、、、これは十分効果あり!と言えると思います(普通は暑さでダレるシチュエーションです)
きっと、汗っかきで暑がり、、、こんな人は僕以上に空調服のメリットを最大限に受けることが出来ると思います!
空調服の操作方法と風の強さについて
空調服にモバイルバッテリーを接続して、スイッチを入れると「ブオーン」という音と共に、自分がモコモコのベイマックスに変身します。
はじめは違和感がバリバリにありますが、5分も着ていると気にならなくなります。
ファンの音も目の前の作業や遊びに集中していると、ほとんど気にならないレベルです(ふとした瞬間には気になります)

アウトドアジャケットも作業服も「低:L、中:M、高:H」の3種類の風力が選択可能で、ボタンを押すごとに切り替わっていきます。
僕が使ってみた限りでは、基本は野外では「高:H」日が当たらない室内では「中:M」が丁度よく「低:L」を使うことはありませんでした。
家にエアコンがないので検証が出来ませんが、恐らくなんらかの冷房設備がある場所で、それの設定温度を上げた状態で「低:L」を使うと丁度いい感じで、電気代の節約になるのでは?と思います。

空調服を着てみた見た目について(ベイマックス?)
大切な事なので2回言いますが、空調服のスイッチを入れると、自分がベイマックスへと変身します。
え?なにそれ?ベイマックス?、、、そりゃそうですよね、、、一体どういうことだ?って思いますよね、、、ってことで写真をご覧ください。




どうですか?高身長でスリムなナイスガイの僕が、空調服のスイッチを入れた途端に、、、あのベイマックスに変身しちゃう事がお分かり頂けたでしょうか?
要は、何が言いたのかというと、、、空調服でファンを起動させると、見た目は、、、ですよという事です(笑)
もちろん、空調服はシャレオツアイテムではなく、実用的なアイテムなので、暑い日は見た目がどうとか言ってないで、素直に着ちゃって涼しさをゲットして下さいね。
ちなみに、仮に麗しきレディーが空調服を着る場合は「私ぃ、今日は暑いからぁ、、、空調服着ちゃってて、何だかベイマックスみたいだけど、、、本当はボンキュッボン!のナイスバディなんだから(うふ)」って言っておけば大丈夫です!
結局はどちらのタイプがいいのか?
主に2種類あるVinmoriの空調服ですが、結論から言うと、単純に涼しさを求める場合は、ファンが4個あるアウトドアジャケットタイプです。
野外で使うことを想定されているので、防水やUVカットなどの機能も備わっていますし、あまり想定されてない使い方だとは思いますが、長袖なので(ファンを外せば)秋口くらいならウインドブレイカーとしても使えると思います。
作業服タイプは、主に家内で作業するのに向いているタイプで、僕はこれを着てガレージでバイクのメンテナンスをしています。
ガレージ内はシャッターを開けると風通しがいいので、むしろ2つのファンの風が心地よいからです(4個のファンだと多分冷え過ぎます)
番外編 バイクで空調服を使ってみた
せっかく空調服を試す機会に恵まれたので、ちょっと変わった使い方を試してみようと思い、さすライダーとしては「バイクで使ってみよう」と思ったわけです。
ちなみに僕のバイクはUSBポートを取り付けているので、そこから空調服にケーブルを直結して使ってみましたが、あくまでモバイルバッテリーで使う商品なので、これは自己責任の上での使い方となります(故に番外編です)
バイクジャケットは当然長袖なので、長袖と長袖では流石に暑いので(ファンを作動させるまでに)空調服は半袖の作業服で試してみました。

まずは結論から言うと、バイクのUSBポート直結で、空調服のファンは普通に動作しました。
恐らくですが、この使い方で壊れる、、、ということは無いかな?とは思います(なんとなくの感覚で)
ちなみにバイクのUSBポートと、空調服のケーブルの間には、巻き取り式のUSBケーブルを噛ませて接続しました。


肝心の涼しさですが、正直分かりませんでした、、、というのも、夏用のバイクジャケットは、バイクが走り出すとナチュラル空調服(ベンチレーション)なので、果たして走行風の風なのか?空調服の風なのか?いまいち判断がつきませんでした。
ただし、いつもよりは涼しくは感じたので、それなりに空調服効果はあったのだと思います。
例えば、革製ジャケット派の人や、SS系バイクライダーが好むタイトフィットなジャケットなら、より空調服の効果を得られるのでは?と思います。
何がともあれ、空調服はバイクでも普通に使える!という結論に至りました(ただしあくまで自己責任です)
Vinmoriの空調服の良い点と悪い点
空調服は最近バズってるワードなので、興味を持っている方は多いと思います。
僕はめっちゃ涼しい!という感じではなかったですが、少なくても空調服を着ると、炎天下でも「暑くない」ことは実感できました。
その上で、Vinmoriの空調服の良いポイントのひとつは、種類やサイズ、カラーの選択肢が豊富なことだと思います。
空調服はいわゆるオシャレ服ではなく、実用的な服になるので、基本はどちらかと言えば「映えない」服です。
それでもカラーやサイズ、見た目の種類が選べるという点では、Vinmoriの空調服は他より一歩抜き出ていると思います。
あとはコスパが良く、仮に空調機能を除いても、単品で防水ウエアや日焼け防止ウエアとして機能するところ、ここも大きなポイントだと思います。

反対にいまいちなポイントは、モバイルバッテリーを入れるポケットが、左側に限定されてしまっていることです。
これは個人の感覚に寄りきりですが、僕的には重量物は右側にあったほうがしっくりくるので、出来れば両側にバッテリーポケットが欲しかったです。
プラスして言うと、モバイルバッテリーの大きさや重量によっては動きにくい状態となるので、もちろん価格が上がって良いので、専用の薄型モバイルバッテリー付きのパッケージも欲しいと思いました(モバイルバッテリーは薄型がオススメです)

今回のまとめ
いやぁ〜、空調服には前から興味がありましたが、実際使ってみると面白いですね!
発想としては、ものすごくシンプルですよね、外からファンで風を取り込んで、服の内部で循環させて涼しさを得る、、、正にありそうでなかったアイテム、空調服とはそんなアイテムだと思います。
まだまだ暑い夏は続くので、一着買ってみてはいかがでしょうか?きっとあなたもベイマックスになれますよ(違うか、、、)
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