どもです、特に暑さが苦手ってわけじゃないけど、成り行きで涼しい北海道に住んでるクールガイ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
とは言っても、最近の北海道は30度を超える日もちょくちょくありますが、、、それでも本州より湿気が少ないので涼しく感じますYO
でもね、その環境に慣れてしまったせいなのか、前よりちょっと暑さに弱くなった気がするので、、、この度バイクではなく、なんと!自らを水冷化することを決意しました!
え?まじで?暑さで頭がおかしくなって、、、はいません!ってか誰でもできるんです、RSタイチの「LIQUIDWIND(リキッドウインド)」ってやつを使えばね(ニヤリ)
コンテンツ
RSタイチ LIQUIDWINDとは?
2021年に発売されたばかりのRSタイチの新商品「LIQUIDWIND」とは、一言で表すと「水冷式アンダーウエア」です。
ここ数年はファンが付いているアウトドアウエア「空調服」をはじめとする暑さ対策グッズがバカ売れしていますが、それ系のライダー専用品が出たと思って頂ければ幸いです。
ということで、肝心のLIQUIDWINDの水冷システムの説明ですが「専用の冷却水を入れたボトルを腰に装着、そこから専用アンダーウエアの首回りに送水、ぶしゃ〜!(梨汁じゃないよ)その冷却水で濡れた箇所に走行風が当たると蒸発、その時に発生する気化熱で冷却する!」ってな感じです。
つまりはとてもユニークな商品であることが分かりますが、この冷却システムの「肝」である冷却水はなんと!男性用化粧品メーカーの「マンダム」とRSタイチの共同開発となっておりますYO
LIQUIDWIND 開封の儀
それでは恒例の開封の儀へと移らせていただく前に、今回僕がゲットした「LIQUIDWIND」はモニター品であることをお伝えしておきます。
実は下記のモニターキャンペーンに当選しちゃったんですよね(当選系きらり)
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— RS TAICHI (@taichi_official) March 25, 2021
ってことで、一応モニター品なので、もしかすると微妙に製品版と違う箇所があるかも(恐らくないと思いますが)という前提での開封の儀となりますことをご了承下さい。
まずは大前提として、LIQUIDWINDを使うためには「スターターキットと専用アンダーシャツの両方」が必要となります!
どちらか一つだけでは使うことができないので、購入する際は必ず両方を手に入れる必要があります(ここ重要)
ってことで、まずはスターターキットを開封してみると、中から出て来たのは「送水ボトル、送水チューブ、ハーネスベルト、GATSBYの冷却水、説明書」でした。
やはり分かっていても、GATSBY(マンダム)のパッケージが出てくると「あれ?俺っちはバイク用品じゃなくて化粧品を買ったんだっけ?」と一瞬自分の脳の劣化を疑ってしまいますね(?)
お次は専用アンダーシャツのご開封ですが、こちらは当然ながらシャツのみ入っておりました。
ちなみにサイズは「S、M、L、XL」の4種類となっており、今回僕はMサイズをチョイスしましたYO
LIQUIDWINDのセッティング方法
初めてLIQUIDWINDの実物を見た時は、なんだかとってもワクワクしました!
だって、送水ボトルとチューブを身につけるとか、つまりは自分を水冷化するとか、、、なんだかロボコップみたいな(年代バレるワード)感じじゃあ〜りませんか?
、、、ってことで、LIQUIDWINDのセッティング方法は、まずは専用アンダーシャツを着用して送水チューブを取り回します。
手順としては黄色のジョイント部がない方のチューブの先を、首の後ろにある輪っか(ガイド)に通して、そのまま前のガイドにも通して、最後にエンドキャップの穴に差し込んで固定します。
お次は黄色のジョイント部がある方のチューブの先を、肩と腰付近にあるガイドに通します。
そしたらエンドキャップをクリクリと動かして、首周りのチューブを首に密着するように調整します(苦しくない程度に)
首周りのチューブには、冷却水が飛び出る「穴」が前後にあるのですが、この穴がちゃんと前後のガイド内に入らないと、送水した時に勢いよくピュ〜っと飛び出しちゃいます♪
必ずしもガイドの中央じゃなくていいので、穴がちゃんと前後のガイド内に収まるようにしましょう。
ちなみに説明書には「チューブを正しく取り付けると、穴がガイド内に収まるように設計されている」と記載がありますが、僕は後ろの穴がガイドから外れることが多かったです(恐らくアンダーシャツのサイズが合っていなかった)
冷却水と送水ボトルのセッティング
アンダーシャツと送水チューブの取り回しが完了したら、次はいよいよ主役の冷却水を準備します!
まずは送水ボトルのキャップを外して「う〜ん、マンダム」と呟きながら冷却水を入れていきます(こぼしちゃや〜よ)
冷却水を入れたらキャップを閉めて、軽く振ってみて各部に漏れが無いかを確認します。
ちなみに送水ボトルは最終的に「上下逆向きで装着する(トリガー側が下)」ので、必ず逆向きにして漏れがないかも確認しておきましょう!
各部からの冷却水の漏れがないことを確認できたら、お次は送水ボトルをハーネスベルトに取り付けます。
とは言ってもトリガー側を下向きにした上で、あとはバックルで固定するだけの簡単取り付けとなっておりますYO
ついでにMYウエストに合わせて、腰ベルトの長さも調整しておきましょう。
送水チューブと送水ボトルを連結
ここまで来たらいよいよLIQUIDWINDのセッティングのクライマックス!
送水チューブの黄色のジョイント部を、送水ボトルのトリガー部分に「カチっ」と音がするまで差し込みましょう(外すときは黄色いボタンを押す)
最後にチューブの全体的な取り回しをもう一度確認して、極端に曲がっている箇所がないかをチェック、これにてセッティングは完了となります。
LIQUIDWINDの使い方
いよいよ俺っちが水冷化される時が来た!覚悟はいいかいべイビ〜?、、、それではLIQUIDWINDの使い方ですが、これが拍子抜けするほど至って簡単です♪
まずはバイクで走る前に、送水ボトルのトリガーをあくまで目安ですが10〜15回引きます。
すると、首周りのチューブの前後にある穴から冷却水が出てきますので、当然アンダーシャツの首周りが濡れます(というより濡らします)
そして、この状態で走ると走行風が濡れた箇所(冷却水)に当たって蒸発、気化熱で首回りが冷却されるってわけです。
走行中に冷却効果が薄くなってきた、もしくはもっとイケイケ、、、じゃなくてヒエヒエが欲しいぜ!ってな場合は、随時トリガーを3〜5回引いて冷却水を首回りに飛ばします。
そして、ここまでの説明でお気付きかもしれませんが、このシステムは冷却水に走行風を当てる都合上「メッシュジャケット」の着用が前提となります!
何故なら防風効果が高いジャケットだと、そもそも冷却水に走行風が当たらない、つまりは気化熱が発生しないからです。
ちなみに僕は「KNOX アーバンプロ」というメッシュジャケットを着用して走りましたYO
LIQUIDWINDの涼しさ・着心地
さて、ここまで非常に長かったですが、、、結局皆さんが知りたいのは「ぶっちゃけLIQUIDWINDって涼しいの?どんな感じなの」ってことですよね?
結論から言うと「確かに涼しいです!」トリガーを引いて冷却水が首回りにやってくると「おお、冷えてるな?」って感じが分かります。
本来は走行風を浴びて気化熱で冷却するシステムですが、冷却水に清涼成分(メントール)が配合されているので、単にアンダーシャツが濡れただけでもそれなりに冷えます。
この状態で実際に走ってみると、走行風が当たって「キィーン」とした涼しさを確かに感じることができます。
そもそも首回りを冷やすと言うことは、脳へ送る血液を冷やすと言うことなので、暑い時の「なんだかボ〜ッとしちゃうYO」っという感じなく、とてもスッキリとした気分になれます!
それと冷却水の匂いがこれまた清涼感のある匂いで、おまけにベタつきにくいので、物理的な涼しさに加えて「感覚的な涼しさ」も味わうことができます!
ただし走行中にふと思ったのですが、僕のバイクは世界最強レベルのウインドプロテクションが施されたGS様なので「もしかしたら走行風がアンダーシャツに当たる割合が低いのでは?」と思いました。
事実、立ち乗りをしてみたら、つまりは愛車のウインドプロテクションが効かない状態の方が涼しく感じた気がします!
なので「スクリーンなどのウインドプロテクションが無いバイクの方が冷却効果が高い」のかもしれませんが、これは検証していないので、あくまで僕の推論です。
ちなみに今回の検証はとても北の大地とは思えない、、、気温30度超えの日に実施しましたYO
涼しさをアップする方法1:レイヤリング
先に説明したように、LIQUIDWINDはアンダーシャツの上に直接メッシュジャケット!でも冷却効果を得られますが、もっと効果を上げたい場合は別売りの「エアフローベスト」を間に着用すべし(=レイヤリング)
すると!シャツとジャケットの間に風を通す空間ができて、より一層ヒエヒエ状態になる!から〜の、シャツが濡れた見た目的にアレな状態を隠せるよ!、、、ってタイチさん商・売・上・手♪
、、、だけどぉ、僕ちんはお金がないのぉ、、、そんな時は庶民の味方ワークマンの出番です!
普通は商売的に「エアフローベスト」の一本押しでいくところですが、庶民に優しいRSタイチ様は説明書にこのような記載もしております「エアフローベストを用意できない貧民共は、ポリエステル系の速乾性の高いシャツでも効果はあるぞ(本来はもっと優しい口調です)」とね。
そこで僕が目をつけたのが、というより家にあったのがワークマンの「ムーブアクティブ」というランニングシャツです。
これは正に素材がポリエステルで、もちろん速乾性もあって、しかもお値段なんと499円!という大変素晴らしい商品でございます!
ぶっちゃけLIQUIDWINDのミドルウエアとして、これ以上安くてふさわしい商品があったら教えて欲しいくらいの逸品です、、、って、この記事はワークマンではなくRSタイチの商品レビュー記事です(ニコニコ)
あ!もちろん予算に余裕のある方は「エアフローベスト」を購入して下さいね、もちろんそれがベストチョイスですから。
涼しさをアップする方法2:冷却水を冷却
最近の夏の酷暑だと、冷却水自体が温まって涼しさがイマイチ、、、、という事態が発生することが容易に想像できるのですが、そんな時はズバリ「冷却水を冷蔵庫で冷やしましょう!」
ちなみにこれは僕個人の意見ではなく、ちゃんとLIQUIDWINDの説明書に載っている正攻法です!
僕は今回1回目は常温保存していた冷却水、2回目は冷蔵庫で冷やしておいた冷却水を使用しましたが、当然のことながら2回目の方が遥かにCOOLでしたYO
さらに言うと送水ボトルの「くぼみ」に保冷剤を仕込んでおけば、出先での冷却水の温度上昇を防いでくれちゃいますよ、奥さん!
アンダーシャツの着心地
LIQUIDWINDのアンダーシャツは非常に着心地が良く、恐らく冷却水抜きに使っても「夏用アンダーウエア」として使えるスペックがあると思います。
ちなみに胸の部分は冷却水を保水するために二重構造になっており、脇部分にはメッシュ生地を採用しています。
注意点としてはぴったりのサイズ(肌に密着させる)を選ばないと冷却効果が薄れる+首周りのスペースが大きくなる(冷却水がうまく回らない)のですが、ぶっちゃけ僕はMサイズが若干大きかったようです。
参考までに僕の身長は173cmなのですが、体重とウエストが標準をかなり下回っているので(えへ)僕のような長身スリム体型の方はSサイズを選んだ方がいいかもしれません(あくまで主観です)
送水ボトルの付け心地
次に送水ボトルの付け心地ですが、はじめは腰にハーネスベルトをつけると、腰回りのどこかが絶対痛くなるんだろうな、、、と思っていましたが、これがいい感じに「遊び」があるので、意外と快適でした。
ぶっちゃけ下手なウエストバッグより「付けてる感」が薄いです!
冷却水入りの送水ボトルを腰に付ける、これこそがLIQUIDWINDの最大の特徴であると同時に、最大のデメリットであることをはじめから察していましたが、、、この部分が想像以上にクリアだったので驚きました!
ただし、ウエストバッグ系が併用できない(できても面倒)という事実があることもお伝えしておきます。
LIQUIDWINDの気になった点と向いている人
最後に実際にLIQUIDWINDを使ってみて、気になったことをまとめたいと思います。
まずはやっぱりバイクを降りて、ジャケットを脱いだ時の見た目ですね、、、冷却水をアンダーシャツに浸透させるという仕組みなので致し方ないのですが、知らない人から見たら「飲み物を思い切り首回りにこぼした人」です、、、w
が、これは先に紹介したミドルウエアを準備する!で解決しましょう(エアフローベスト or ワークマン)
送水チューブの気になる点
次に送水チューブについてですが、休憩中は当然送水ボトルから外しますが、その時のやり場に困ります、、、
僕は都度パンツのベルトに挟んでポケットに突っ込んでいましたが、イマイチ収まりが悪かったので、ここはぜひ改善して欲しいと思います。
ちなみに送水チューブにはもう一つ気になる点があって、使用後にどうしてもチューブ内に冷却水が残ってしまいます、、、ので、できれば冷却水が残り難い、もしくは簡単に抜ける仕組みが欲しいですYO
コスト面の気になる点
お次はコスト面の気になる点ですが、先に解説したようにLIQUIDWINDはメッシュジャケットとの併用が前提となります。
つまりはメッシュジャケットを持っていないライダーは「LIQUIDWIND+メッシュジャケットの購入」が必要になってしまいます。
僕はたまたまメッシュジャケットを持っていたから良かったですが、持ってない場合は初期投資が上がってしまうというデメリットがあります。
加えて冷却水は基本1日1袋使い切りという前提なので、つまりは使用日数分の冷却水代(税込660円)が発生します。
積載についての気になる点
最後に積載についての気になる点ですが、例えば2泊3日のツーリングでLIQUIDWINDを使いたい場合は、冷却水をその分持っていく必要があります。
そして、例えば休憩中は送水ポンプを外すと思うので、その分の収納スペースも必要になってしまいます。
幸い僕の愛車は世界最高峰の積載の鬼ことGS様(えっへん)なので、ぶっちゃけ冷却水のストックだろうが、送水ポンプだろうが余裕で入っちゃいますが、これが積載スペースの限られたマシン、特にSSの場合は結構辛いものがあると思います。
LIQUIDWINDが向いているライダーは?
真夏でも涼しい!というメリットはさておき、ここまでの気になる点を踏まえると、LIQUIDWINDが向いているライダーは「メッシュジャケットを既に持っていて、ツーリングは基本日帰りがメイン、涼しさのためなら660円とセッティング(5分くらい)の手間を惜しまないぜ」という条件に合致する人と言えます。
ちなみに僕のように泊まりがけのツーリングがメインのライダーに関しては、たまの日帰りツーリングや日常でのバイクライフで使う頻度とコストを天秤にかけて購入を検討するのが良いかと思いますYO
まとめ:発展途上だけどユニークなアイテム
まずは大前提として、僕は新しいものやサービスをいち早く体験したいタイプの人間です。
例えそれが荒削りであっても、仮に実用性がZEROだったとしても、それに何か光るものが一つでもあれば「いいね!」と最高の賛辞を送ります。
LIQUIDWINDは年々厳しくなっている、夏の酷暑というライダーにとっての試練を「自らの水冷化」というユニークな方法で解決を目指した全く新しいアイテムです!
純粋に涼しい!という点では一定のレベルに達していますが、まだまだ発展途上な箇所も見受けられるので、これからの改善に期待したいと思います。
ということで、まずは使ってみましょう、というより使ってみないと分からないアイテム、それが「LIQUIDWIND」です(最高のきらり)
動画でもバイク用品のレビューをしています
LIQUIDWINDと同じく全く新しいタイプのアイテム「BeeLineMoto」の紹介動画です。
位置付けとしてはナビゲーションガジェットなのですが、これが他とは一味も二味も違うので是非ご覧ください♪
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