こんにちわ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
毎度お馴染み、北海道ツーリング2018旅ブログシリーズですが、例によって間がかなり空いてしまいましたが、、、あまり気にせず、長い目で見てやってください(来年の北海道ツーリングまでには完結したいです)
全力で霧多布中の霧多布岬でキャンプした僕とGS号は、久しぶりに日本最東端の「納沙布岬」を目指すのでした。
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北海道ツーリング2018 花咲港で「花咲ガニを食べよ」
昨日は濃い霧があたり一面を覆い、全然霧多布岬が見えない霧多布岬でしたが、今日も朝から全力で霧多布中なので、さっさと出発しちゃいましょう。
まるで、雨の中でキャンプしたように、霧でビチャビチャに濡れちゃってるテントを乾かすのは諦めて「どうせ今日もキャンプすりゃ乾くでしょ」マインドです。
若干肌寒い朝ですが、本州は今毎日のように猛暑日らしいので、それを考えると、なんとも贅沢な朝なのでしょうか(遠い目)
今日は日本最東端の「納沙布岬」を目指す、これが一番の目的だが、その前にまずは「花咲ガニ」で贅沢な朝食と行こうじゃないか。
霧多布エリアを出ると、霧はかなりマシになったが、やはり道東名物のどんより曇り空は今日も健在らしい。
道道142号線「北太平洋シーサイドライン」は絶景の道だが、空がどんよりしているとイマイチ、、、だけど、花咲港を目指してひたすら東へ。
途中サーファーがサーフィンを楽しんでいる砂浜があったが、なんとも寒そうだ、、、(北海道の道東は真夏の中の秋です)
天気はイマイチだが、相変わらず信号の無い気持ちのいい北海道の道を流していくと、あっという間に花咲港に到着、目の前に異国の文字(ロシア語)が飛び込んできた。
そして目星をつけておいた「花咲ガニ」が食える「かに屋 めし屋 大八」さんを発見、GS号停車。
大八さんにて、花咲ガニはやっぱり美味しかった
僕が「花咲ガニ」を最後に食べたのは、妻とバイクで日本一周をした2011年、つまりもう7年も前のことになる。
その日はとても寒く、確か気温は8月なのに13度くらいで、、、凍えながら花咲ガニを食べた記憶があるが、、、今日は涼しい感じで快適快適。
早速お店に入り、メニューを見ると「カニラーメン、カニチャーハン(どちらも名物です)」などが載っているが、僕は単純に「花咲ガニ」を食いたいのだ。
単純にカニが食いたいです!と正直におばちゃんに伝えると、店の前に案内してくれて、これくらいの大きさだと〇〇円、これだと〇〇円と丁寧にカニを見せながら教えてくれたので、僕は大きさが手頃の1220円の「花咲ガニ」を購入(この価格で一匹まるまるですよ)
そして、ワクワクしながら待っていると、目の前に真っ赤な「花咲ガニ」が現れたのだ。
一説によれば、茹でると体中が真っ赤に染まり、まるで花が咲いたように見えるから「花咲ガニ」という説もあるくらい、それくらい本当に赤い。
当然のことながら、味はマイウーで、とにかく身が詰まっていて濃厚なんです。
カニを食べると人は静かになる、、、とよく言われますが、静かというか、、、僕はひたすら無言で「花咲ガニ」を貪り食いましたよ。
半分くらい食べたところで、カニ汁(無料)まで出してくれるから、全くたまらんですわ。
お店はお世辞にも綺麗とは言えず、しかし、これぞ正しい田舎の漁村の食堂といった、ちょうどいい雑然感と(嫌いですが)タバコの匂いがアクセントです。
なお、ライダーだと、最後に特製ステッカーがもらえちゃいますよ(大八さん分かってる!)
北海道ツーリング2018 目指せ日本最東端「納沙布岬」
さて、腹が満たされたことだし、いよいよ向かいますか、日本最東端の「納沙布岬」に。
もちろん、今まで何度か訪れたことはあるが、少なくてもGS号では初、しかもかなり久しぶりだ。
花咲港からは道道142号線経由で、一旦根室の市街地に入って、あとは道道35号線に乗れば納沙布岬までは一本道だ。
道道35号線は時計周りでも、反時計周りでも、根室の町から納沙布岬にタッチして戻ってこれる一筆書きルートなので、そこはどちら周りでもお好きな方でOKなのだ。
今回僕は、北海道自体を反時計周りで走っているので、迷わず反時計周りをチョイス、最果て感満載の道道35号線を最東端目指してひた走る。
ここに来て、霧がさらに酷くなってきたが、これはもう納沙布岬のお家芸のようなものなので、気にしない気にしないマインドでひたすら進む、、、と、日本最東端の郵便局が現れたので、とりあえず記念撮影で。
その名も「珸瑤瑁郵便局」、、、読み方は「ごようまいゆうびんきょく」で、失礼ながら最東端の郵便局=簡易的であまり綺麗じゃないやつと思っていたら大間違い、めちゃ綺麗で素敵な郵便局でしたよ。
日本最東端「納沙布岬」なう
道道35号線は、どことなく寂しげな開放感あふれる道で(矛盾してますが)牧草地と濃い霧と根室の寒そうな海の色が、なんとも言えない「この先で道が終わるな、、、」感を醸し出しているのだ。
もはや、雨天走行並みに濡れまくったジャケットが冷たく感じてきた頃、、、ようやく見えてきた「最東端」の文字、、、あたり一面が真っ白なので、あまり実感がないが、どうやら辿り着いてしまったらしい、日本最東端「納沙布岬」に。
やったぜ、最東端ゲットだぜ(きらり)というよりは、あれ、、、いつの間にか着いちゃった、ここなのね、、、という感じが「納沙布岬」の特徴です。
夏でも寒い道東の中でも、納沙布岬周辺は屈指の気温の低さなので、あらかじめインナーを着込むか、どうせ霧で濡れるので、カッパを着ていくことを強くオススメします。
とにかく、GS号では初の日本最東端無事に達成でございます。
忘れちゃいけない最東端の証明書
納沙布岬の周辺は、北方館だったり、北方領土〇〇だったり、とにかく北方領土の返還にフォーカスしている場所が多く、ここがロシアとの国境に近い場所であることが嫌が応にも意識させられる場所だ。
僕も含めて、北方領土問題なんて普段考えることがない人が日本人の大半だと思うので(仮に何かのきっかけでニュースで見たとしても、2日後には忘れてます)ここに来ると変な緊張感を覚えたりもします。
他にはお土産屋や、それこそ花咲蟹が食える食堂、サンマ丼が美味い有名なライダーハウス「鈴木食堂」など、見所はそれなりにあるのですが、、、そんな中、ついつい忘れがち、、、いや、存在に気がつかない場所があります。
大抵の場合は、日本最東端の碑の前で記念撮影をして、流れ的に分かりやすい場所の「北方館」を見て、お土産屋を物色したり、飯を食って立ち去る場合が多いですが、ライダーなら、旅人なら絶対に「北方領土資料館」に忘れずに立ち寄るようにしましょう。
ちょっと奥まった場所にあるのですが、そして、、、正直内容的にはイマイチな資料館なのですが、、、(笑)実はここで「最東端の証明書」が無料で発行して貰えるんです(入館も無料です)
ここの証明書は、いわゆるお土産屋のオリジナル証明書ではない、日本の四隅で発行されている正式な証明書です(日本の四隅でこれを集めると絵合わせ出来るやつです)
ほんと、ここは気付かずに素通りしちゃうことが多いので、要注意です!
せっかく、はるばる最東端まで来た訳なので、記念にぜひ貰って帰りましょう。
北海道ツーリング2018 どりあん or 花まる?
無事に最東端を終えた僕とGS号は、ちょっと霧が晴れてきた道道35号線を走りながら、お昼は何を食べよう、、、根室と言えば「どりあんのエスカロップ」いや待てよ、どりあんは行ったことがあるから「ご当地回転寿司の花まる」もいいなぁ、、、と、この旅一番の剣幕で思考を巡らせていたのだ。
気がつけば、周りは霧の世界から北海道らしい雄大な風景へと変わっていたが、それでも頭の中はお昼ご飯のことばかり。
お昼の前にちょっと寄り道「明治公園」
根室市内に戻ってきたが、、、結局どっちを食べるか決められず、頭を冷やすために(?)ちょっと観光をすることにした。
根室市内にある「明治公園」には、ノスタルジー溢れるレンガ造りのサイロが全部で3基あり、どうやら相当「映える」らしい。
これは、日本屈指のインスタ男子の僕としては、ぜひ現地に行って映える写真を撮り、その場でインスタにアップしないといけないわけです。
欲を言えば、公園を散策している間に頭がスッキリ「どりあんのエスカロップ」なのか「花まるの回転寿司」なのかの勝負に決着がつけば最高なのだ。
そんなことを考えながら、ワクワクしながら「明治公園」に行ってみると、確かにインスタ映え間違いなしの、絵に描いたようなサイロのある風景が、なんとも癒しの空間でした。
「どりあん」臨時休業から〜の「花まる」
よし「どりあんでエスカロップ」を食べよう!
今日の朝「花咲ガニ」を食べたことを思い出した僕は、朝が海鮮系だったから、昼は洋食系じゃね?という理由で「どりあん」に行くことを決定したのだ。
「どりあん」は根室のご当地料理「エスカロップ」発祥のお店と言われている喫茶店で「エスカロップ」とは、ケチャップライスまたはバターライスに豚カツを乗せて、ドミグラスソースを掛けた料理のことです(つまりはガッツリ系です)
僕は、特にバターライスの香ばしさが好きで、さらに妻は僕以上にエスカロップが大好きです(北海道の数ある美味い料理の中で一番好きらしい)
一度頭に食べ物のイメージが固定されると、とにかく無性に食べたくなるもので、GS号を速攻で「どりあん」まで走らせると、久しぶりの「本日臨時休業」攻撃にノックアウトされた(笑)
っち、、、悔しいが、これで食べ物を諦める僕だと思うなよ?「どりあん」がダメなら「花まる」に行くだけだぜ(きらり)
押してダメなら引く、ツーリング中はサクッと気持ちを切り替えることが何よりも大切なのだ(僕が一番苦手なことです)
どうやら今日は、海鮮系でひたすら攻める日なんだな、、、ってことでやってきました「花まる」さん、根室のご当地回転寿司です(初めて訪れるスポット)
北海道のご当地回転寿司は、ネタが大きく、スシローとかとは美味しさの次元が全く違うので(スシロー好きですよ)大好きなんですが、、、なんせ一皿100円じゃないので、随時お値段を頭の中で計算しながら食べるわけです。
サーモンが、イカが、マグロが、、、デカさが透明さが、色合いの美しさが、、、とにかくイケてる、、、そして美味い、、、一皿だいたい200円から600円くらいまでと中々の金額だが、節約するつもりで食い始めたが、、、一度食べると、もう止まらない!
あれもこれもそれも、と、次々に美味そうな旬のネタを注文する僕の中に、すでに「節約」という2文字はアウトオブ眼中だった。
特に「イカ、時知らず(サーモン)、ビンチョウマグロ」が最高すぎました。
そして、気になるお会計は「2382円」とそれほど驚く金額でもなく、大満足のランチタイムでした(北海道はご飯が美味いから辞められない)
北海道ツーリング2018 初訪問「尾岱沼ふれあいキャンプ場」
さて、最東端は完了したし、美味しいご飯も食べたし、あとは今日の寝床に行くだけですな。
道道35号線から国道44号線にスイッチ、さようなら根室半島、また来るよ!
国道44号線から国道243号線へ右折、そして国道244号線とつなげば、あとは海沿いの道を、ひたすら知床方面へ走るだけ。
このあたりのエリアは、汽水湖の「風連湖」を中心とした美しい湿原が広がっているが、もうそろそろいい時間なので、今日はノンストップで寝床を目指すのみ。
国道244号線で海沿いの道へ出ると、昨日までの霧地獄からようやく解放され、気分良くシーサイドラインを走ることが出来て、なんだかワクワクする。
途中「道の駅 おだいとう」にて、砂で出来た巨大な半島「野付半島」と、北方領土の「国後島」を望むのであった。
尾岱沼ふれあいキャンプ場はナイスキャンプ場だった
今日の寝床は初訪問の「尾岱沼ふれあいキャンプ場」で、モール泉で有名な別海の中心地にある「別海町ふれあいキャンプ場」とは提携関係のキャンプ場だ(別海町のキャンプ場も良いですよ)
目の前に野付半島が見える、開放感溢れる海沿いのサイトは気持ちよく、綺麗なトイレと炊事場、ランドリーにシャワーまで完備した、まさに北海道クオリティの教科書のようなキャンプ場だ。
ちなみに入場料が300円で、フリーサイトが1張り400円なので、合計700円で泊宿可能です(バンガローもあり、一泊2500円と格安)
実は、色々と充電したいガジェットが溜まっていたので、バンガローと迷ったのですが、、、大変ありがたいことに、管理人さんが管理棟のコンセントを貸してくれたので、充電まで出来てしまいました(恒常的なサービスではありませんのでご注意を)
ついでに、ランドリーで洗濯も済ませてスッキリ!
北海道はキャンプ生活が長く続いても全く問題なく(充電は最悪セイコーマートのイートインで出来るし)旅が続けられるので、旅人としては本当にありがたいです。
これが本州だと、充電と洗濯が溜まってきたら、大変不本意ながらビジホに向かってしまいます(笑)
温泉はバイクで走って5分くらいの場所にある(ちょっと場所が分かりにくいです)「野付温泉浜の湯」が利用できて、入浴料は440円ですが、ボディソープとシャンプーがないので持参するか現地で買いましょう(安いです)
異なる2つ源泉を使っていて、味のある露天風呂もある、なかなかいい温泉ですよ。
セイコーマートもすぐ近くにあるので、例によって「住みたくなるキャンプ場」ですね(笑)
さて、今回もそろそろお後が宜しいようで、、、、明日はついに、僕が日本一好きな場所「知床」にレッツゴーだ!
これを見れば誰でも北海道ツーリングのプロになれる
北海道に通い続けて早10年以上、そんな「プロ北海道ツアラー」の僕がまとめた、北海道ツーリングのイロハを凝縮した記事を厳選しました。
日時:2018年7月30月(月曜日)
天気:濃霧のち若干腫れ(雨はなし)
走行距離:205km(累計:1377km)
旅のルート:浜中町→根室→納沙布岬→根室→別海町
宿泊場所:尾岱沼ふれあいキャンプ場
費用:5561円(累計:49541円)