こんにちわ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
ちょっと間が空いてしまった、北海道ツーリング2018旅ブログですが、旅はようやく中盤へと差し掛かります。
釧路湿原のお気に入りのキャンプ場に泊まった僕とGS号は、ここでやり残した事の補完と、前から行ってみたかったカフェへと足を伸ばすのでした。
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北海道ツーリング2018「達古武オートキャンプ場」でトレッキング
昨夜はお気に入りのキャンプ場で、ぐっすりと寝ることが出来た。
普通はキャンプだと、なかなか寝れないのが相場だけど、毎年30泊以上キャンプする僕は、むしろ家より爆睡している。
しかし、北海道の朝は冷えるので、ほぼ毎回テントが気温差による夜露で濡れちゃって、そこだけは面倒なのだ。
さて、パッキングを済ませて今日も元気よく出発 ( ・∇・) と行きたいところだが、実はこのキャンプ場にはやり残している事があるので、今日はそれを補完しなくてはいけない。
それは「夢ヶ丘展望台」と呼ばれる、釧路湿原が見渡せる展望台までのトレッキングだ。
ここ「達古武オートキャンプ場」は、キャンプ場からそのまま「夢ヶ丘展望台」のトレッキングに行けるという素晴らしいキャンプ場で、次回ここに泊まる際は絶対に歩こうと思っていたのだ。
つまり、玄関、、、もとい、テントを開けたら2分でトレッキングできるキャンプ場なのだ。
夢ヶ丘展望台までのトレッキングと絶景
ライダーからハイカーの装備に切り替えて、いざ出発。
今回のツーリングは、あろうことか、虫除けスプレーを家に忘れてくるという大失態を犯しているので、歩いて3分で蚊の大群の格好のエサになる僕なのでした。。。
そりゃ、湖畔沿いのトレッキングルート、蚊の天国ですよね、、、最初は蚊を追い払っていたが、徐々に面倒になり、どうぞ吸ってください、、、という態度に改めました。
時間にして約30分〜40分ほど、途中ちょっと急な場所もあるが、とても雰囲気の良いトレッキングルートなので、老若男女誰でもオススメできる場所だ。
毎日バイクに乗っていると、体がなまってしまうので(バイクは乗っているだけでも運動になりますが)僕はツーリング中は意図的に歩くイベントを入れることにしている。
しかも、たくさん歩いた後にバイクに乗ると、まるで翼が生えたかのように思えるので、その感覚を味わいたくて歩いているのもある。
そんな事を考えながら歩いていると、ちょっとお疲れ気味になってきたところで、ようやく「夢ヶ丘展望台」に到着、釧路湿原がよく見える絶景に満足でした。
北海道ツーリング2018 憧れのカフェ「フォト喫茶 夢風舎」へ
釧路エリアにある、スーパーおしゃれカフェ「フォト喫茶 夢風舎」さんに行きたいと思って早3年、ようやく今回行けそうなので、朝ごはんを食べたばかりだが、カフェ直行コースを選択。
今まで行けない理由は特になかった訳ですが、その日のルート上通らなかったり、時間の問題で今まで先送りにしていたのだ。
国道391号線を北上、道道221号線と1128号線と繋いでいくと、今日も相変わらずの良い天気に、釧路エリアのグリーンな風景と真っ青な空のコラボが最高だ。
そして、可愛いカフェやおしゃれカフェが立ち並ぶ小道の奥に、それは突然姿を現した。
まるで、ドラマや映画に出てくるような、いや、それこそディズニーランドのアトラクションのような佇まいの可愛いおしゃれカフェ「フォト喫茶 夢風舎」さんが。
しかし、駐車場が結構深い砂利のようで、、、恐る恐るGS号を乗り入れると、、、一瞬コケそうになった(滝汗)
けれど、ドイツ生まれのGS号と、ドイツの田舎町にありそうなおしゃれカフェの組み合わせは、当然のように絵になる風景で、まずは写真撮影タイム開始。
フォト喫茶 夢風舎は景色もスイーツも最高レベルのカフェだった
店内に入ると、優しそうな店員さんが出迎えてくれて、既に何名か先客はいるものの、なんとか奥の一番眺めの良い席をゲッツ(やったね)
もう、何から何までおしゃれで可愛い店内は、男子でも胸がキュンキュンする勢いである。
取り敢えず、新しい店に来た時は一番上にある看板メニューを頼むが吉なので「焼きたてワッフルセット (980円)」を迷う事なく注文(午前のオヤツですね)
後から知った事だが、ここのワッフルは全国的にファンが多いらしく、一口食べただけで「ウマイ」という言葉が勝手に出てしまった。
僕は庶民中の庶民で、普段は1食500円以下が信条ですが、北海道に関してだけはメチャメチャ舌が肥えているので、ここは本当に自信を持ってオススメできます。
周辺の道路の景色も美しく、お店もおしゃれで可愛く、しかもワッフルが美味いとか、ぶっちゃけ今まで来なかったことを後悔するレベルのお店でした。
北海道ツーリング2018 厚岸で牡蠣を食らうの巻
おしゃれカフェの美味しいスイーツと、穏やかな時間に満足した僕が次に向かう先は、北海道の牡蠣の名産地「厚岸(あっけし)」である。
そろそろお昼なので、牡蠣をランチにしちゃおうという、超贅沢な行動に出ようと思うが、今日はすでに短い間に2食分食べているが、ここ北海道では常に旅人は腹ペコというのが相場なのだ。
そんなこんなで、道道1128号線から道道14号線にスイッチ、あとは道なりの厚岸の町を目指す僕とGS号であった。
厚岸で牡蠣を食べるといえば「道の駅 厚岸グルメパーク」が定番中の定番だが(普通にオススメです)道民より北海道に詳しい玄人な僕は、今回、その場で牡蠣を買って自分で殻を剥いて食べるという「エーウロコ」さんに初挑戦しようと思う。
厚岸市内を、前を走るカンナムスパイダーのダンディーなおじ様についていくと、なんと同じ店にチェックイン(北海道あるある)
「エーウロコ」さんは「厚岸漁業協同組合直売店」のことで、要は厚岸の海で取れた新鮮な牡蠣を、その場で生で購入、自分で殻を剥いて食べちゃうぜ!というお店です。
店に入ると、いかにも漁協的な威勢の良い感じで「カキえもん、マルえもん」などと、まるでホリエモンのように名付けられた厚岸ブランドの牡蠣が、1個150円くらいから300円くらいまでで売っていて、しかも相当デカいのだ。
そこで買ったホリエモンのような牡蠣を、店内のイートインコーナーで食べるわけですが、殻を剥くのに必要なブツは全て揃っていて、他には皿やお箸、調味料まで揃っている親切っぷりです。
自分で牡蠣の殻を剥くのは大変だった
イートインコーナーではご丁寧に、牡蠣の殻の剥き方のビデオまで上映されているが、牡蠣の殻を剥くのは本当に難しく、僕はかなり苦戦しました。
早く牡蠣を食べたいけど食べれない、、、このジレンマが僕の精神を徐々に追い詰めていきましたが、一度殻を剥くのに成功すると、なんだかコツが掴めたようです。
気持ちよくパリパリッと皮がむけると、本当に気持ちが良いです。
もちろん、牡蠣は、もう見た目でわかると思いますが、、、マイウーのひと言で、結局8個の牡蠣を食べちゃいました(一個がデカいですよ)
ちなみに、どうしても皮が剥けなくて、だから店員さんに剥いて貰うというのはNGで、どうやら何かの許可(飲食店の何か)を取っていないので、店員さんがお客さんの代わりに牡蠣の殻を剥くということは絶対に出来ないようです(地獄耳なので、他のお客さんと店員さんのやりとりが聞こえちゃいました)
もちろん、分からない時は丁寧に教えてくれますが、すぐに牡蠣が食いたい!殻を剥くのが面倒と思う方は「道の駅 厚岸グルメパーク」の方がオススメです。
北海道ツーリング2018 北太平洋シーサイドラインはツンデレだった
カフェのスイーツと、厚岸の牡蠣でお腹が苦しいので、そろそろ今日も本格的に走ろうと思い、厚岸から道道123号線、通称「北太平洋シーサイドライン」にスイッチ。
ここは、太平洋の海の青さと「霧多布湿原」の緑のコントラストが美しい道としてライダーに人気の道だが、今日は残念ながらデフォの方が出てしまったらしい。
実は、厚岸から根室までの海沿いの道は、夏の間は濃い霧に包まれている方がデフォで、青空が見えることの方が、むしろレアなのだ。
しかし、スーパー晴れ男の僕は、いつも大体晴れてしまうのだが、今回ばかりはデフォの方に当たってしまったらしい。
となると、霧で何も見えないし、一気に気温は下がる一方だし、せっかくの絶景ルートが「早く終わらないかなルート」にへと変貌を遂げるのだ(真夏にグリップヒーターオン)
しかし、このままで悔しいので「琵琶瀬展望台」という名の「霧多布湿原」で一番メジャーな展望台に立ち寄るものの、やはりデフォな霧からは逃れられず。。。
霧が晴れたのでMGロード経由で霧多布湿原センターへ
しょぼんとしながら「琵琶瀬展望台」を後にすると、下界へと下るにつれて、一気に霧が晴れて霧多布湿原の美しい姿が見えてきた。
さっきまでツンツンだったのに、このタイミングでデレデレしてくるから北海道は堪らない(笑)
どこかに寄って「琵琶瀬展望台」を見ながらコーヒーしたい!と思った僕は、ツーリングマップルで「霧多布湿原センター」と記載されている場所を目指すことにした。
「霧多布湿原センター」までは、道道123号線沿いにある、道道808号線にスイッチする必要があるが、この道道808号線は通称「MGロード」と呼ばれる絶景ロードで、道の両側に広がる霧多布湿原を突っ切る直線道路だ。
まるでオーストラリアのようなスケール感の大きい道に、僕もGS号も大満足、すっかり良い天気に心もルンルンである。
ちなみにMGロードは、下の動画の「1分30秒あたりで」登場します。
霧多布湿原センターで夢の世界へ
「MGロード」で、すっかりテンションが上がってしまった僕は、いつの間にかコーヒーのことを忘れ、霧多布湿原センターに着くや否や、霧多布湿原の遊歩道を歩くのでした(笑)
「霧多布湿原センター」は「MGロード」沿いにある霧多布湿原を学べる無料の施設で、場内にはミニカフェもあるので、コーヒーを飲みながら景色を満喫することも出来ます。
しかし、僕はいてもたってもいられず、カフェを無視して湿原の中に飛び込むや否や、結構な距離を歩き、目の前に広がる夢のような景色を見ながら、ようやく座ってマッタリするのでした。
いや〜北海道の自然って、本当に素敵ですね、毎年来ても毎年癒されます。
北海道ツーリング2018 全力で霧多布中の霧多布岬キャンプ場
今日という日に満足したので、そろそろ寝床へレツゴータイム。
今日の寝床は、北海道を旅するライダーの定番「霧多布岬キャンプ場」だが、今日はどうやら全力で霧多布中らしい。
そもそも霧多布岬がある場所は、陸続きとはいえ、ほぼ離島のような場所なので、要は近くに行けば海に浮かぶ島のように見えるはずだが、今日は何も見えない。
道道123号線から、道道1039号線に入り、霧多布大橋を抜けるも霧が濃く、これは完全に霧多布中だ(そもそも霧が多いから霧多布岬という名前です)
セイコーマートで食材を買って、霧多布岬のすぐ手前のキャンプ場を目指すが、行けば行くほど霧は濃くなり、まるで雨天走行のようにジャケットが濡れまくる。
そして、濃い霧の中に突如現れるライダーとたくさんのバイク、、、霧多布岬キャンプ場に到着だ。
濃い霧の中でのキャンプ生活
さすがに霧が濃いので、別なキャンプ場を探そうとも思ったけど面倒だし、思った以上に人がいるので、やっぱり今日はここに決定(こんな濃い霧の中、ライダーって本当に、、、バカですね・笑)
霧多布岬キャンプ場は嬉しいことに利用料が無料で、受付を済ませるとライダーなら思わず喜んでしまう「証明書」まで貰えて、しかもいつの間にか、、、なんとフリーWi-Fiまで備わっていた(驚愕)
無料で設備が整っていて、フリーWi-Fi付き?これだから北海道のキャンプ場を覚えると、本州ではキャンプ出来なくなるってもんです。
濃い霧の中テントを建てると、雨が降っていないのに、雨の中でテントを建てたように濡れちゃってる。
今日はどうせ周りの景色は見えないので、DODのテントの前室を締め切って、Wi-Fiもある事だし、、、引きこもりテント生活を楽しもう。
周りがどんな環境であれ、テントを張ればそこは我が家だし、DODのテントの前室はめちゃめちゃ快適だから、ついでにMacで仕事もしちゃいました。
霧多布温泉ゆうゆまでの危険なツーリング
霧多布岬キャンプ場は、バイクで5分くらいの場所に「霧多布温泉ゆうゆ」があって、500円で温泉で入れるのでとても便利だが、、、あろうことか今日は濃霧。。。
テントの中でまったりしていたら、すっかり辺りは暗くなってしまい、、、濃霧の暗闇という危険な道をツーリングする羽目になった僕を待っていたのは恐怖だった。
たった3キロくらいの道が、とてつもなく長く感じたので、、、濃霧の霧多布岬でキャンプする際は、明るいうちに温泉に行くことを強くオススメします。
ちなみに、霧多布岬がある浜中町は、ルパン三世の作者「モンキーパンチ」の出身地としても有名で、町中のいたるところにルパンに関するイラストやオブジェがあって、温泉では脱衣所の入り口がルパンだったりする。
こういう旅人を喜ばせるニクイ演出が、北海道は本当にうまいなぁ〜とつくづく思います。
さて、今回もそろそろお後が宜しいようで、、、明日は日本最東端「納沙布岬」を目指します!
これを見れば誰でも北海道ツーリングのプロになれる
北海道に通い続けて早10年以上、そんな「プロ北海道ツアラー」の僕がまとめた、北海道ツーリングのイロハを凝縮した記事を厳選しました。
日時:2018年7月29月(日曜日)
天気:晴れだけど濃霧(雨はなし)
走行距離:96km(累計:1172km)
旅のルート:釧路湿原→厚岸→浜中町
宿泊場所:霧多布岬キャンプ場
費用:3500円(累計:43980円)