こんにちわ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
いよいよ2018年の北海道ツーリングも、シーズンの終わりが近づいてきましたが、僕の旅日記はまだまだ序盤です(気が遠くなりそう)
久しぶりの襟裳岬を満喫した僕とGS号は、前日走り疲れたので、今日はライトな走行距離で快適なキャンプ場に行きたいと願うのでした。
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北海道ツーリング2018「シーニックカフェちゅうるい」で朝カフェ
清々しいキャンプ場の朝は曇り空からスタート。
北海道といえば、真っ先に青い空と緑の草原を頭に思い浮かべるが、実際のところ、特に午前中は曇りががっていることが多い(特に道東エリア)
これは、日中と夜間の気温差が大きいことが影響していて、ある意味仕方ないことだが、やはり「あ〜今日もいい天気だな!」とテントを出て叫びたいものだ。
結構な早起きをしてしまったが、実は今日はすぐ近くのカフェに寄る予定なので、2度寝しようかと思いつつ、すっかり旅で健康的になった生活リズムは戻せないのでした(2度寝れません)
そのカフェとは「シーニックカフェ ちゅうるい」のことで、これはキャンプ場がある「道の駅忠類」から2kmほどの場所にある、期間限定オープンのカフェなのだ。
毎年、7月から9月末まで営業されるこのカフェは、なんと無料でコーヒーが飲めるという絶景カフェで、しかし「土日祝日の10時から15時まで」というタイトな営業時間が「なんとなく寄ってみたら空いていた」現象を困難なものにしている。
実際、僕は今まで何度かこのカフェに行ってみようと思っては、都合よく土日祝日にこのエリアを通ることがなく、半ば諦めていたのだが、、、なんと今日は土曜日、しかもすぐ近くにあるとなれば、、、多少朝の時間が勿体無い気もするが「行くなら今でしょ」である。
僕は今まで北海道を10回以上訪れているので、最近のテーマは「行ったことのない場所に行く」とにかくこれに尽きる。
話が長そうなおじさんに話しかけられてビビる
ゆっくりとテントを撤収していると、撤収した直後に次のキャンパーがテントを張るという事実に驚き、ここがアウトドア天国北海道であることを、嫌が応にも認識するしかなかった。
荷物をGS号にくくりつけていると、何やら隣の明らかに車中泊の長期旅行中の旅人であろう、仙人のような出で立ちのおじさん2人が、どうやら旅談義で盛り上がっているようなので、、、声をかけられないように細心の注意を払いながらパッキングを続ける僕(話しかけられたら話が長そう・笑)
しかし、運悪く、片方のおじさんと目が合ってしまった僕は「おはよう^ ^」と言われ、、、「あぁ、これはカフェのオープンと同時に行けないやつだな。。。」と思った瞬間「いや〜、あの人(もう一人のおじさん)話が長くて困ったよ、、、」と言われ、、、「おじさん、気が合うね(笑)」と思った次第です(とても良い方でした)
僕は昔から、旅先で濃い〜コミュニケーションを取ることがあまり好きではなく「どこからですか?あぁ、今からそっちなら〇〇がオススメですよ、ではお気をつけて!」くらいのカラッとした一期一会の出会いが好きです。
人との出会いが旅だと語る人もいますし、僕の場合はとにかく色々な場所に行ってみたいという旅人なのです(+根っからのひとり旅好きです)
「シーニックカフェ ちゅうるい」はオススメです
さて、おじさんに見送られながら、GS号と走りだして3分、ようやく念願叶って「シーニックカフェ ちゅうるい」に来ることが出来た。
一見は、何もない小高い小さい丘だが「シーニックカフェ ちゅうるい」の看板があるので間違いなく、駐車場は適当な場所に停める感じの北海道スタイルのようだ(無料)
GS号を降りて歩き始めると、すぐに眺めの良さそうなカフェが現れ、親切丁寧な対応のおじさんとおばさんに烈々な歓迎を受けた。
一番眺めのいい場所に陣取ると、コーヒーでもどうぞ!と無料コーヒーコーナー(飲み放題)を案内され、席に着くとお菓子まで出してくれる神対応っぷりに僕は驚き、ぶっちゃけココが無料とか申し訳ないほどの価値を感じたわけです。
土日祝だけの営業で、しかも無料とくれば、、、オープンと同時に行ってもかなりの混雑を覚悟していましたが、実際は僕の他に3名だけの利用で、ほぼ貸切でカフェを満喫することが出来ました。
あまりに快適なので、贅沢にも1時間くらい滞在していましたが、担当者のおじさんに「こんなに良い場所なのに、毎年人口が減っていってね、、、」なんて話を聞き、今日本中のどこの地方でも起きている「都市部への人口流出」は、本当に深刻な問題だと改めて実感しました。
しかし「これからは地方の時代」と言われていますし、実際僕も地方に移り住みたい人間ですし、微力ながら、これからも日本の地方の魅力をバイク旅を通して発信していこうと思います!と、頭の中でおじさんに話しかけました(笑)
ということで結論ですが「シーニックカフェ ちゅうるい」は、決して何かのついでに寄る場所ではなく、ここに来るために前後の日程を調整しても来る価値のある場所でした。
北海道ツーリング2018 昼飯探して「うらほろ亭のスパカツ」
今日は、釧路湿原のお気に入りのキャンプ場に行くことが目的なので、忠類からは道道15号線を北上して、国道38号線に接続、あとはひたすら釧路に向けて走るというルートだ。
このルートは今まで何度も走っているので、違ったルートを走りたい気もするが、調べても代わりとなる良さげなルートは無く、結局はいつもの道だ。
特に特徴のない、どちらかといえば単調で眠くなる道なので、今朝のコーヒーが早速切れてきた模様(苦笑)
しかも、さっきカフェでお菓子を食べたばかりなのに、すでにお腹がペコペコ、、、ちょっと早いけど昼飯を食べたいなと検索すると、通り道の豊頃町で豚丼とチャーハンをミックスした「豚チャーハン」なるボリューミーなメニューを発見、ヨダレを垂らしながら「レストランいしだ」さんに向かうと、なんと今日は定休日の模様。
OH、やっちまったぜ、、、再び検索すると今度は、毎度お馴染みの休憩場所「道の駅うらほろ」に、スパゲッティとカツをミックスした「スパカツ」なるものがあることを知り、一度は収まったヨダレを再び垂らしながら、現地へと向かうのでした。
「道の駅うらほろ」は、釧路と帯広を結ぶ国道38号線の中間地点にあり、多くの旅人やライダーが立ち寄る定番休憩スポットで、その中にスパカツで有名な「うらほろ亭」さんはあるらしい。
今まで何度も立ち寄っている場所に、いや、何度も立ち寄っているが故に、まだまだ気がつかない素敵な場所が沢山あるという事実に、僕は妙に嬉しくなり、ハイテンションで店に入るのでした。
道の駅の食堂というよりは、古き良き時代の寂れたドライブインというイメージの「うらほろ亭」さんのスパカツは、濃いめのミートソースとボリューミーなカツの組み合わせが、空きっ腹に最高にマッチしていて満足でした( 985円なり)
北海道ツーリング2018 国道38号線にて間一髪の瞬間?
さて、腹が満たされたところで、早速釧路までの退屈な旅路を再開しようじゃないか。
浦幌を過ぎると、国道38号線は太平洋を眺めながら走るシーサイドラインへと変貌を遂げるが、相変わらず単調な一本道で、基本は釧路に向かうにつれて雲と霧が濃くなってくるので(これがデフォです)やはり、あまり楽しい道ではありません。
※はじめて走るなら楽しいかと思います
しかし、その単調な空気を打ち破るかのように、鳴るわ鳴るわ、、、今回の旅から導入したレーダー探知機のネズミ捕り警告音が(汗)
確かにここ国道38号線は、見通しの良い直線道路が延々と続くので、皆ハイペースで飛ばしているし、下手に法定速度で走ると、あっという間にクラクションを鳴らされる場所だ。
しかし、せっかくレーダー探知機を手に入れたのだから、僕は素直にしたがって、トラックの運ちゃんのクラクション攻撃にもめげず、でかいアドベンチャーバイクで道路の端っこをゆっくり走っていたわけです。
GS号で低速で北海道を走っていると、まるで世界が止まったように見えて、正直ストレスがたまるが、、、ここは我慢我慢、、、って!??
突然すれ違うライダーの、必死のスピード落とせジャスチャー、、、そして鳴り響くレーダー探知機の警告音、、、こ、これは?まさか?
注意深く走っていると、ライダーのジェスチャーから3kmくらい走った道路の路肩に、警察のレーダーカメラを発見、、、直後に道路脇に潜む、、、お巡りさんの姿が、、、こ、これは、、、もしや僕は、商品レビュワーとしてはヤバイ動画を撮ることに成功したのではないか?(もちろんGoPro済み・笑)
と、本来であればGS号で普通に飛ばしていて、普通に捕まっていたであろう警察のスピード取締違反を回避したことより、取れ高の高い動画を撮れたことに、僕は妙に興奮するのでした。
まさに、間一髪だったわけですが、ぶっちゃけここで速度違反の取締とか、警察の水揚げが最高過ぎること間違いなしです、、、皆さんも国道38号線を走るときは、くれぐれも注意してくださいね。
北海道ツーリング2018 今日の寝床「達古武オートキャンプ場」へ
長きに渡る、国道38号線の眠気との戦いを終え、無事に釧路市内が見えてきたので、僕は早速市街地をスルーするために、無料の自動車専用道「釧路外環状道路」にジョイントするのでした。
仮に、僕がまだ昼ご飯を食べていなかったら、釧路市内で何か美味いものを物色したかもしれませんが、今日は早くキャンプ場でゆっくりしたいので、市街地はオールパスに限ります。
「釧路外環状道路」は、かなりのペースで車が流れているので、若干の怖さはありますが、釧路市街に一切タッチせずに通り抜けが出来るので、市街地をパスしたい人にはオススメの道路です。
もしくは、浦幌方面から国道38号線を来たのであれば、釧路の市街地の手間で道道53号線にチェンジして、そのまま「鶴居村」方面へ抜けるのもオススメです。
あっという間に釧路市街をパスした僕は、そのまま国道391号線に乗り、釧路湿原を北に向けて走り出すのでした。
達古武オートキャンプで快適キャンプ生活
時は15時ちょい、ちょっと早い気がするので、国道391号線沿いにある「細岡展望台」という、釧路湿原で一番眺めのいい展望台に寄ろうかと思ったが、あそこはオールダートなので、今の僕の腕ではGS号をこかしかねないので、、、素直に辞めることを5秒で決意した(フラットで走りやすいダートです)
ってことで、セイコーマート様で買い出しをして、いざ2年ぶりの「達古武オートキャンプ場」へ。
ここは、釧路湿原の「達古武沼」に隣接するキャンプ場で、清潔で設備が整っており、ライダーはもちろんオートキャンパーにも大人気のスポットなのだ。
目の前に広がる達古武沼を眺めながら、ゆっくりと過ごすことが出来て、バイクの乗り入れは出来ないものの、駐車場からサイトが近いので、あまり苦労することはありません。
料金は1泊740円で、残念ながら温泉はないものの、コインシャワーとランドリーが格安で使えます。
また、センターハウスがとても大きく、簡単な食事ができる上に、テレビ付きの休憩室もあるので、雨の日はココでダラダラ過ごすのも悪くないかもしれません(僕はここでMacで仕事しました・笑)
ちなみに、携帯電話の電波がかなり微弱で、4Gではなく3Gでアンテナが2個くらいしか立たないので(ソフトバンクの場合)イライラして使うよりは、いっそのこと携帯を手放して大自然を満喫しましょう。
なお、今日は最後まで曇っていましたが、晴れた日は達古武沼に落ちる夕日がとても綺麗です。
さて、今回もそろそろお後が宜しいようで、、、明日はルパン三世のふるさと「霧多布岬」を目指します!
これを見れば誰でも北海道ツーリングのプロになれる
北海道に通い続けて早10年以上、そんな「プロ北海道ツアラー」の僕がまとめた、北海道ツーリングのイロハを凝縮した記事を厳選しました。
日時:2018年7月28月(土曜日)
天気:どんより気味の曇り(雨はなし)
走行距離:176km(累計:1076km)
旅のルート:広尾→浦幌→釧路→釧路湿原
宿泊場所:達古武オートキャンプ場
費用:5595円(累計:40480円)