こんにちわ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
関東圏の定番ツーリングルートといえば「奥多摩・秩父」または、伊豆半島や房総半島ですが、実は日本2周している僕は、未だに「奥多摩・秩父」に行ったことがありません( ・∇・)
何となくですが、サラリーマンの週末日帰りツーリングコースのイメージが強いので、心のどこかで「僕には合わない」と思っていたのかもしれません。
しかし今回、ようやく重い腰をあげて、妻と一緒に「奥多摩・秩父ツーリング」をしてきたので、その模様を2回に渡ってお伝えしていきます。
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台風一過で奥多摩・秩父ツーリングに出発進行
時は2018年10月2日、1日未明まで関東を襲っていた台風24号の影響で、ツーリングに出たくても出れなかった僕は、ようやく過ぎ去った台風に笑みを浮かべ、苦手な早起きをするのでした。
5時起床、6時出発のはずが、寝坊助の妻を叩き起こし、マゴマゴしていたら既に6時半、、、いつも二人でツーリングに行くときは毎回定時に出発できず。。。
とは言っても、台風一過の素晴らしい秋晴れの中、ツーリングに出発できることは素直に嬉しく、早速奥多摩を目がけて走り出す2台は「京葉道路の原木インター」に吸い込まれるのでした。
苦手な首都高を抜けて「石川PA」で合流
僕のGSはETCあり、妻のボルティはETCなし、この2台が首都高を一緒に走ることは難しく、どう頑張っても必ず料金所で逸れてしまう(混んでるし、待てないし)
これは、今までのツーリングで実証済みなので、今回は始めから一緒に走るつもりはなく、集合場所のSAを決めて、それぞれ別に走る作戦だ。
お互いのインカムはお互いのスマホナビに接続して、いざ京葉道路から〜の、首都高イン。
何度走っても怖い首都高をとにかく早く抜けたいが、出発が出遅れたおかげで、最高の通勤ラッシュに遭遇、、、高速道路なのに渋滞、、、全く意味なし(涙)
おまけに、相変わらず分岐が全く分からず、頼れるのは、iPhone様インカム様のみ、、、
何とか中央道に接続し、妻と合流予定の「石川PA」に到着すると、、、既に奥様チェックイン済みワロタ(笑)
絶対妻のボルティは、排気量が250ccじゃないと前から思ってたよ。
目的地の「あきる野IC」到着
「石川PA」で軽く朝飯を物色して、ここからは2台一緒に走り出す(インカムは各々のスマホに接続)
中央道から圏央道にスイッチ、僕がツーリングマップルを見た限りでは、奥多摩ツーリングは「あきる野IC」で降りるのがベストだと思っているので、素直にここで降りることに。
今日は本当に天気が良く、中央道を走っていたら富士山が丸見えだったので、このまま山梨に行くのもいいなぁ、、、なんて妄想しながら走ってました。
ちなみに「京葉道路の原木IC→首都高→中央道→圏央道→あきる野IC」までの二輪車ETCあり料金(平日)は、トータル2070円でした。
奥多摩ツーリングのハイライト「奥多摩周遊道路」
奥多摩ツーリングといえば「奥多摩周遊道路」
奥多摩に行ったことがない僕でも、イチライダーとして、この道路の名前だけは知っているのだ。
バイクに限らず、関東の走り屋がブイブイ言わせる場所、まるで80年代のように革ツナギライダーが多い場所、、、と聞けば、超ユックリおっかなびっくりライダーの僕は、若干の不安を覚える。
煽られないかな、、、でも、、、奥様いるから大丈夫か(きらり)
そうだ、今回は屈強の精神を持つ、アドベンチャーツアラーの妻がいるので、仮に変な輩に煽られても「そんなの関係ねー、はいオパピぃ」なのだ。
「あきる野IC」を降りて都道33号線に入ると、早速あたり一面が東京とは思えない景色に変わり、平日なのにライダーの多いこと多いこと。
都道206号線(奥多摩周遊道路)は都内の北海道だった
せっかく信号のない道に出たが、地元軽トラの後ろについてしまったので、眠くなるようなスピードでトロトロ走る2台。
とは言っても、制限速度が40kmと遅めに設定されているので、下手に道が空いているとアクセルを開けてしまいそうなので、、、これはこれで良いのかもしれない。
それに、確かに良い道だとは思うが、正直そこまでグッとくるものはなく、ツーリング中に郊外の気持ちの良い道に出た、、、それくらいにしか感じない。
しかし、途中都道33号線から206号線にスイッチした途端に、いつの間にか軽トラがいなくなり、辺り一面の景色もスパッとひらけた。
そう、この都道206号線こそが「奥多摩周遊道路」で、まるで北海道の峠道のような素晴らしい絶景と、心地よいカーブが現れたのだ。
台風一過の最高の天気も相まって、一気にツーリングムードが爆発「なにここ最高じゃん」と、ご機嫌で走る2台。
ワインディングが苦手な僕も楽しめるレベルのカーブが連続で現れ、いやが応にもテンションが上がる。
そういえば、平日なのに異常にバイクが多いのも、ここがあの「奥多摩周遊道路」なのだからだろうか?
都内から高速を使って1時間弱、どうりで関東圏のライダーに人気が出る場所な訳だ。
都民じゃないけど都民の森で一休み
「奥多摩周遊道路」があまりに楽しすぎて、立ち寄る予定の「九頭龍の滝」を通り過ぎてしまった2台は、都民の憩いの場所であろう「都民の森」へとチェックイン。
ぱっと見、入場料または駐車場代を取られることを覚悟したが、無事に何も支払わずにバイク置き場に駐輪できた(入場・バイク駐輪ともに無料です)
ここの駐輪場も、平日なのに結構なライダーが溜まっていて「奥多摩周遊道路恐るべし」の一言である。
なんのあてもなく、ただ流れで来てしまったスポットだが、東京とは思えない自然の豊かさに心奪われ、ちょっとした散歩道を妻とブラブラ歩き、ジュースを飲んでまったり休憩するのでした。
都民じゃない僕らにも「都民の森」は優しいスポットでした。
奥多摩湖で名物のドラム缶橋と食事
「都民の森」を抜けると「奥多摩周遊道路」はいよいよ後半戦の下りワインディング。
下りワインディングが大の苦手な僕は、妻のボルティに煽られながらも、他のバイクにバンバン抜かされようとも、絶対的にマイペースを貫く。
この辺りまで来ると、本当にすれ違うバイクが多く、お世辞抜きに今年の北海道ツーリングの時よりも、バイクとすれ違った回数が多いのではないかと思う。
いよいよ見えて来た奥多摩湖を横目に、バイク人生初の「奥多摩周遊道路」は終わりを告げた。
いやぁ〜「奥多摩周遊道路」マジで良い道でした、また来ますわ。
憧れのドラム缶橋(麦山の浮橋)を駆け抜ける喜び
奥多摩湖といえばドラム缶橋、、、いったい何故なのか?いつからなのか分からないが、僕の頭の中には「奥多摩湖=ドラム缶橋」という謎のインプットがあるのだ。
都道206号線を国道411号線にスイッチすると、そこは「奥多摩湖」の湖畔の道で、一体ドラム缶橋はどこにあるんだろうと走っていると、水辺に浮かぶひょろ長い物体を発見するに至った。
これが噂のドラム缶橋、その名も「麦山の浮橋」だ。
近くまで行くと、トンネル前に若干奥まったスペースがあったので、そこにバイクを停めて橋を歩いてみることにした(後から知りましたが、都道206号線側にちゃんとした駐車場があるようです)
奥多摩湖にかかる変わった一本橋、しかもなかなかの距離、、、ドラム缶というよりは、ブイのようなもので浮いてて揺れそう、、、と思ったら、いつの間にか妻が楽しそうに橋を渡っていた。
「だいちゃん、全然揺れないよ〜、おっととと、、、ちょっと揺れるかも( ´∀`)」、、、つ、妻よ。。。
早速僕も橋を歩いてみると、湖畔の風がとても気持ちよく、そんなに揺れることもなく、非現実感があって何だか楽しい。
ちょっと走ってみると、駆け抜ける喜び(By BMW)を味わえ、時折強い風が吹くと、橋がS字状に変形するのが面白い。
とにかく、奥多摩でドラム缶橋(麦山の浮橋)を歩いた、僕の今回のミッションはこれで終了でもおかしくない。
「のんきや」の手打ちラーメンはイマイチだった
さて、そろそろご飯を食べようか、、、ってあれ?インカムの電源が付かない。
使用時間から察するに、どう考えてもバッテリー切れじゃないけど、一体どうして、、、ってか中華製だしな。。。
まぁ、まずはご飯だな!と、ツーリングマップルに「手打ちラーメンがうまい」とコメントのある、奥多摩湖畔沿いにある「のんきや」さんにレツゴー。
すぐに辿り着いたお店は、店の両側をカーブに囲まれた、ちょっと停めにくい場所だが、屋根付きの場所にバイクを置けるのはライダーとしては嬉しい限り。
早速店内へと上がり、名物の「手打ちラーメン」を頼んだ。
ライダーばかりの店内で、ラーメンが来るまでインカムをいじっていると、、、結果としては、モバイルバッテリーに繋げたら、あっさりと電源が入った。
これは、多分一時的なもので、バッテリー駆動のガジェットには結構ありがちな現象で、何らかの原因で一時的に電源が入らない場合は、通電してあげると直ったりする。
とにかく良かった良かった、この中華製インカムとても気に入っているので。
そしていよいよ、お待ちかねの手打ちラーメンがやってきた。
僕が頼んだのは「手打ちラーメン 味噌チャーシュー 950円」で、見た目はとても美味しそう。
しかし、ある程度食べたところで、、、これは妻と同感だったのですが、、、あまり美味しくありませんでした(笑)
なんでしょう、、、とにかく味が薄味で、濃い目が好きな僕としてはパンチがなく、肝心の手打ち麺によくスープが絡んでいないというか、、、とても淡白な味に感じました。
グーグルの評価を見ると、なるほど、美味いと言う人とイマイチな人の2つに評価が分けれていて、中間があまりいない、、、つまり、好き嫌いが分かれる味ということだ。
果たしてあなたは「のんきや」さんのラーメンが、美味い人なのかイマイチな人なのか?
それは、ぜひ現地で試してみてください( ・∇・)
日本有数の鍾乳洞にてトラブル発生?
さて、僕の中では今日のメインは「奥多摩周遊道路とドラム缶橋」なのだが、奥様のメインは鍾乳洞なのだ。
今回のツーリングの計画を立てているときに、奥多摩の町から伸びる都道204号線の先に「日原鍾乳洞」と言う場所を見つけて「国内有数の鍾乳洞」という、ツーリングマップルのコメントに惹かれたのだ。
東京に日本有数の鍾乳洞が?悪いけど僕たち、秋芳洞とか龍泉洞とか、日本の名だたる鍾乳洞に行きまくってるけど大丈夫?と、なぜか上から目線で思ったわけです(笑)
とにかく、いくら奥多摩とはいえ、東京に鍾乳洞があること自体が驚きなので、鍾乳洞を愛してやまない妻は絶対に行きたい場所なのだ(僕も興味あるし)
と言うことで、奥多摩の町に着いた僕らは、早速都道204号線にスイッチするのでした。
日原鍾乳洞がまさかの臨時休業
や、やばい、、これはやばい道だ、、、国道411号線から都道204号線に入った瞬間に、僕の旅センサーが激しく反応した。
地図上の表示を見ただけで、細くてヤバそうな道であることは覚悟の上だったが、恐らく先日の台風の影響で、道路上に砂や水たまりが多く、所々で工事をしている危ない感じだ。
一部、本当に狭い区間があって、四輪車がギリギリで通過している様子にはヒヤヒヤしました。
急勾配の急カーブも多く、クラクション鳴らせ看板から〜の、周りのアドベンチャーな風景は、ここは奥多摩じゃなくて、実は四国なんじゃないか?と思うほどの道だった。
しかし、その反面「この先に絶対やばい何かがある感」は強く、日本有数の鍾乳洞というツーリングマップルのコメントは、あながち間違いじゃないと確信に変わっていた。
そして、酷道を抜けて何とか「日原鍾乳洞」に着いた僕らを待っていたのは、係員さんの「うわ〜、ごめんね、今日は臨時休業なんだよね。。。」という耳を疑う一言だった。。。
聞けば、今日の13時までは普通に営業していたようだが、先日の台風の影響で、どっかの電信柱が倒れたようで、、、鍾乳洞内に電気を供給できず、本当に急遽、言葉通りの臨時休業になったらしい。
ここまで、一生懸命走ってきた僕らは、一瞬かなりガッカリしたが、、、だがしかし、せっかくここまで来たからには、せめて鍾乳洞の入り口だけでも拝んで行こうじゃないか。
日原鍾乳洞の明日のリベンジを誓う
バイクを無料の駐輪場に停めて(10台くらい置けそうでした)鍾乳洞入り口まで歩いていくと、、、こ、これは!!??
台風で増水しているのか、流れの激しい川を挟んだ対岸に「日原鍾乳洞」の入り口発見、、、これは、ここは、絶対やばい鍾乳洞だ!!見れば分かる。
それを察知した瞬間、2人の頭の中には「明日リベンジする」という共通の目標が出来たわけで、今日は残念だったが、明日必ずここに戻ると決めた(明日は営業しますと係員さんに聞きました)
日原鍾乳洞付近は、本当に東京とは思えないアドベンチャーな雰囲気で、今日開通したばかりだというトンネルと、近くにある神社にお参りして、再び怖い道を戻る2台なのでした。
奥多摩の氷川キャンプ場でフィニッシュ
人間という生き物は本当に素晴らしいもので、さっきまであんなに怖かった都道204号線が、帰りは嘘のように怖くなくなっていた。
ダメでもアホでもバカでも(失礼!)ただ同じことを繰り返せば、1回目より2回目、3回目は絶対上達する、これぞ僕ら人間の素晴らしさだ。
そんなこんなで、無事に奥多摩の町に戻って来たので、今日の寝床、奥多摩の町中にある「氷川キャンプ場」にチェックイン。
ここは受付方法がユニークで、まずは駐車場代を先に払って(バイク:600円)その後、キャンプ場の敷地内の立派な駐車場にバイクを停めて、そこから歩いてキャンプ場の受付まで行って、あとはキャンプという流れなのだ。
今からキャンプなのに、普通のコンクリートの駐車場にバイクを停める行為が、何だかとても不思議な感覚だ。
キャンプ自体は1泊800円なので、つまり駐車場と合わせて、バイク1台キャンプ合計1400円は、きっと関東では安い方だと思います(北海道に慣れすぎた僕には十分高いですが。。。)
DODとモンベルのダブルテント設営
氷川キャンプ場の受付からテントサイトまでは、かなり急な坂道が続くので、、、正直しんどい思いをします(汗)
川沿いのサイトは、なかなか良い雰囲気で、平日なのにキャンパーが多く、まるで北海道のようで僕はテンションが上がりました。
早速僕は、DODのライダーズテント、妻はモンベルのムーンライトテントを設営開始。
今までは、コールマンの2人用テントでキャンプしていましたが、僕が今年DODのテントを手に入れたので、モンベルテントは妻に譲り、今回からそれぞれ別々のテントで過ごすことにしたのです。
結果としては、これが大正解で、そもそも考え方や習慣が違う男女が、同じテント内で過ごす行為はお互いストレスを溜めるだけなので、男女は別々のテントがグッド!
これが、共に日本一周をした、夫婦ツーリング歴の長い僕と妻が、長い時間をかけて導き出した結論です。
「もえぎの湯」で温泉入って めでたしめでたし
テントを建てたら速攻寝てしまった妻を叩き起こし、キャンプ場からバイクで5分の「もえぎの湯」に、ボルティでタンデムでレツゴー。
奥多摩の「もえぎの湯」は、ツーリングマップルにもコメントが載っている温泉で、料金は「780円」ですが、公式ホームページで100円割引クーポンが手に入るので、それを使えば100円引きで入浴できます。
温泉はちょうどいい湯加減で気持ちがよく、シャンプーとボディソープ完備で、休憩所も広かったです。
温泉に入って、1日の疲れを癒した後は、地元コンビニの品揃えの悪さに驚き(まぁ、でしょうね・笑)、、、かろじて手に入れたカップラーメンを食べて、眠りにつく2人なのでした。
さて、今回もそろそろお後が宜しいようで、、、明日は「日原鍾乳洞」のリベンジと「秩父」を旅します。
日時:2018年10月2月(火曜日)
天気:台風一過の晴天
走行距離:173km
旅のルート:船橋→京葉道の原木IC・首都高・中央道・圏央道あきる野IC→奥多摩
宿泊場所:氷川キャンプ場
費用:6773円