こんにちわ、さすライダー(@SasuRider0420)です。
2018年10月16日〜26日まで、中国・四国エリアを巡るツーリングに行ってきました。
基本、何処も良い所なんですが、中でも中国エリアに属する山陰地方(島根県・鳥取県)って、中々行く機会がないし、そもそも情報が少ないので、だったら僕のブログで紹介したろ( ・∇・) と思ったわけです。
山陰地方は独特の雰囲気がある、ライダーなら是非行ってみて欲しいツーリングスポットです。
コンテンツ
山陰地方(島根県・鳥取県)のツーリングの魅力について
まず始めに、山陰地方とは「山陰両県」と呼ばれる、島根県と鳥取県を中心とするエリアです。
もっと広い意味では「島根県・鳥取県・岡山県・広島県・山口県」の5県を示す「中国地方」に属する日本海側のエリアです。
基本的にアクセスがあまり良くなく、その結果なのか?島根県と鳥取県は、ほぼ毎年、日本で一番人口が少ない都道府県のワースト1、2位を独占しています。
さて、ここまでの情報で「やば、山陰地方惹かれる」と思ったそこのアナタ、やっぱりアナタはライダーですね(きらり)
そうなんです、一般的にはアクセスが悪く人口が少ない、、、これはデメリットのように思われますが、ところがツーリングライダーとしては「アクセスが悪い=冒険心メラメラ、人口が少ない=むしろ大歓迎、道空いてるし渋滞無い」と、「メリットの宝石箱やぁ〜」に変るんですよね。
ということで、ライダーと山陰地方は、実は相性が良いんです。
山陰地方は今人気のパワースポットが多い
神々が集いし場所「出雲大社」を始め、山陰地方には今人気のパワースポットが沢山あります。
日本一のパワースポットと呼ばれる、あの「須佐之男命(すさのおのみこと)」を祀る「須佐神社」も山陰地方です(今回は行けませんでした・涙)
大自然のパワーを受け取るなら、山陰地方のシンボル「霊峰 大山(だいせん)」や、日本の砂場こと「鳥取砂丘」など、天然のパワースポットも満載です。
愛車と楽しく旅をしながら、パワーもチャージ出来るなんて、まさに山陰地方のツーリングは一石二鳥なわけです。
山陰地方は信号待ちが少ない(押しボタン式信号機)
まず、僕の感覚的な話ですが、山陰地方は北海道の次くらいに、信号の絶対数が少ないです。
そして、信号があったとしても、歩行者が歩行ボタンを押さない限りは、常に信号が青(または黄色)の「押しボタン式信号」が多いので、他のエリアに比べて、信号待ちに合う回数が劇的に少ないです。
山陰を走ってて、あれ?なんか、やけに信号が少ないな、、、と思ったら、信号が少ない事はもちろん、あっても赤信号に引っかかる率が低いからそう感じるのだと気が付きました。
信号待ちが少ない、これはライダーとしてはかなり嬉しいポイントです。
山陰地方は全体的に物価が安い
これもナイスポイントですね!ライダーは僕も含めて、なぜか「貧乏旅行が好き」な人が多いです。
美味しいものが安かったり、良いキャンプ場が無料だったり、そういうところに「萌え」を感じるのがライダーです。
俺っち、この前高級リゾートホテルに泊まったぜ(きらり)と言われても、へ〜( ・∇・) としか思えませんが、僕ね、この前山陰地方に行ったらね、名物料理が500円で食える食堂があって、しかも、近くに無料キャンプ場があって、寒かったけど超楽しかった!と言われると、マジで?そこなんていう店?なんていうキャンプ場?(キラキラ)とテンション上がりますよね(笑)
山陰地方はご飯も温泉もキャンプ場も、全体的に物価が安いので、貧乏旅行好きはキュンキュンしちゃいます。
山陰地方への首都圏(東京)からのアクセスについて
山陰地方はアクセスが悪い、これは紛れも無い事実で、どんな方法でもそれなりに時間とお金がかかります
北海道は島ですが、首都圏からはフェリー1本で(大洗)行けるので、以外とアクセスは悪く無いんです。
という事で、首都圏から山陰地方へツーリングに行くなら「自走、フェリー+自走、飛行機+レンタルバイク」この3つの方法が基本です。
山陰地方まで自走で行く場合
Google先生によると、東京の日本橋から鳥取駅まで自走で行くと、距離は約700キロ、時間にして約8時間半かかるそうです。
もちろん、これはぶっ続けで走った場合なので、現実的に考えれば、恐らく2日くらいは必要です(僕なら5日くらいかかりそう・笑)
なので、自走の場合は「時間に余裕がある・最安値で行きたい」そんなライダーにオススメの方法です(愛車の燃費の良し悪しがモロに旅費に反映されます)
また、山陰地方だけにツーリングに行くというよりは、道中も楽しみたいというライダーにもオススメです。
山陰地方までフェリー+自走で行く場合
僕はこの方法で、山陰地方まで行きました。
東京のお台場から「オーシャン東九フェリー」に乗り、翌日四国の徳島港に入港、あとは淡路島か瀬戸大橋を通って、そのまま山陰地方を目指すルートです。
このルートのメリットは、自走距離を最大限に抑えられる事で、徳島港から山陰地方は、高速道路を繋げば半日でアクセスが可能です(フェリーで丸1日使ってますが)
船旅も味わえるので、旅情的にもオススメの方法ですが、しかしフェリー料金がなかなか高いです。
一番安い船室(上の写真の部屋)で、750cc以上のバイクだと、片道23250円もかかります(もちろん排気量が下がれば安くなります)
つまり、往復で4万円以上かかるので、ここがフェリーを使うか自走で行くかの考え所です。
なので、この方法は「現地まで体力を温存したい、船旅を味わいたい、ある程度のお金を使っても構わない」というライダーにオススメです。
山陰地方まで飛行機+レンタルバイクで行く場合
アクセス方法と言うと、ちょっと違うかもしれませんが、最近、それこそ北海道でも流行っている方法です。
自分は山陰地方まで飛行機で行き、バイクは現地でレンタルしてツーリングスタート、という流れです。
自分のバイクで現地を走れないというジレンマはありますが「時間が限られている人、むしろ他のバイクに乗ってみたい人、バイクを持っていないけどツーリングをしたい人」などにはオススメの方法です。
なお、費用的には一番高くつきます(飛行機をマイルで賄えれば最強かもです)
山陰地方のおすすめツーリングスポット10選
例によって、前置きが長くなりましたが、、、いよいよ本題に突入です。
僕が実際にGS号で行った、山陰地方のおすすめツーリングスポットを、10箇所ピックアップして紹介していきます。
なお、島根県と鳥取県、平等にそれぞれ5つのスポットに絞りました。
島根県:日本最大級の二重ループ橋「おろちループ」
「おろちループ」は、広島県と島根県を貫く、中国山地のワインディングルート「国道314号線」の途中にある、日本最大級の二重ループ橋です。
その高低差は、なんと!170メートルに及び、まるで、、、おろちが「とぐろ」を巻いているように見えることから「おろちループ」と呼ばれています。
ある日、ツーリングマップルをパラパラとめくっていたら「おろちループ:あまりに大きく一望出来ない」というコメントに「ここに行ってみたい」と思い、その一ヶ月後に旅立った、、、という、僕が今回の山陰地方ツーリングをするきっかけになった場所です。
これが、実際に行ってみると、あまりに巨大すぎて、、、逆に全然ループ橋感が無く、、、一応展望台があるのですが、登ってみても全然ループ橋に見えなかったです(笑)
まぁ、でもそもそも国道314号線が快走路ですし、ずっとカーブが続く面白い体験が出来るのは間違いないです。
ちなみに、広島側から来ると下りで「道の駅おろちループ」という休憩スポットがあります。
島根県:裏からも見れる山陰地方の名瀑「竜頭ヶ滝」
山陰地方屈指の名瀑「竜頭ヶ滝」は、落差40メートルの、裏からも見れる滝です。
国道54号線にある「道の駅 掛合の里」付近から西へ進むと(ルートは色々あります)この先に何かがある!感が漂う、何か神々しさを感じる道に出ます。
バイクを駐車場に停め(無料です)滝へと続く遊歩道を10〜15分ほど歩くと、突如目の前に爆音と共に神秘的な滝が現れます(パワースポット感が半端ないです)
正面からの眺めもいいですが、やはり裏からの眺めがオススメで、10月の平日は、周囲に人の気配を一切感じない程の静寂に包まれていました。
目の前には爆音の滝が流れているのに、頭の中は静かという、本当に不思議な場所でした。
なお、周辺には一切お店がなく、設備は遊歩道の途中にトイレがあるだけのスポットです。
島根県:神々が集いし場所「出雲大社」
島根県は知らなくても「出雲大社」は知っている、、、そんな、日本で最も有名な神社の一つです。
旧暦の10月、全国の八百万(やおよろず)の神々が集まる場所であり(諸説あります)縁結びの御利益は全国的に有名です。
実際僕も、2006年に初めて日本一周をした時に、ここを参拝して、その後沖縄に行ったら、、、なんと人生初の彼女が出来たという御利益に驚きました(マジです)
ちなみに、出雲大社の拝観料は、嬉しいことに「無料」です。
出雲大社はライダーに優しく、広い駐車場に無料でバイクを停めることが出来ます。
出雲大社の表参道をバイクで走り、出雲大社の正門(上の写真)の前の交差点を左に曲がると、駐車場の案内板があります。
かなりデカイ駐車場なので、ハイシーズンドンピシャではない限りは、バイクを停められないという事は無いと思います。
また、出雲大社からバイクで5分くらい走った場所にある「平和そば 本店」さんでは、名物の出雲そばが美味しく頂けます。
島根県:東洋一の高さを誇る「出雲日御碕灯台」
出雲大社から、県道29号線を20分くらい走ると、東洋一の高さを誇る灯台「出雲日御碕灯台」に辿り着きます。
その高さは、43.65メートルを誇り、下から見上げると迫力満点ですし、登ってみるとすこぶる眺めが良いですが、かなり階段が長いので、運動不足ライダーは要注意です、(灯台の入場料は200円です)
また、灯台周辺にはお土産屋や飲食店が立ち並び、いつも楽しげな雰囲気に包まれています。
灯台自体も楽しいですが、ライダーならここまでのアクセス路「県道29号線」が最高に楽しめます。
綺麗な日本海を眺めながら走る、シーサイドワインディングロードで、晴れていると実に気持ち良い道です(あまりに気持ち良くて写真撮るの忘れました・笑)
若干道が狭いことが難点ですが、逆にゆっくりと景色を楽しみながら走れる道です。
ちなみに、出雲日御碕灯台は駐車場が無料です(バイクOK)
島根県:爽快シーサイドロードとイカめしランチ「美保関」
島根県の最東端「美保関」は、海の向こうに「隠岐の島」を望む、とても雰囲気のいい場所です。
残念ながら灯台の中を見ることは出来ませんが、海沿いの遊歩道を歩くだけで十分楽しめます。
ここにある「美保関灯台ビュッフェ」では、名物の「イカめし」が食えますが、美味しんですが、、、ちょっとイカが少ない気がしました(笑)
美保関へのアクセス路「県道2号線」は爽快シーサイドロードで、海の向こうにそびえ立つ「大山」を見ながら走ることが出来ます。
海と空の青の絶妙なコンビネーションと、走り易い道とのコラボレーションで、ついつい奇声を発したくなります(笑)
なお、美保関の駐車場は無料で、トイレや飲食店などの一通りの設備は揃っています。
鳥取県:ゲゲゲの鬼太郎の世界が楽しめる「水木しげるロード」
島根県と鳥取県の県境にある港町「境港」は、あのゲゲゲの鬼太郎の作者「水木しげる」が育った場所です(出身地は大阪です)
ここには「水木しげるロード」と呼ばれる、ゲゲゲの鬼太郎の世界をモチーフにした観光通りがあり、妖怪グッズを売るお店が所狭しと並んでいます。
他には、ねずみ男が歩いていたり、所々に妖怪オブジェがあったりと、歩いているだけでも楽しい場所です。
境港に入ると「水木しげるロード」の看板があるので、あとはそれに沿って行くだけで辿り着けます。
一応有料の専用駐車場はありますが、港沿いに無料の駐車場が延々と続いているので(行けばすぐ分かります)バイクはロックをした上でそこに停めれば問題ありません。
通りには「水木しげる記念館(700円)」もあるので、初めて来た時は、ココも寄ってみるとより楽しめます。
鳥取県:山陰地方屈指の山岳ツーリングルート「大山」
日本百名山の「大山(だいせん)」は、標高1729メートルの中国エリア最高峰の山です。
古くから「霊峰」として、人々に崇め奉られてきた、山陰地方のシンボルとも言える存在です。
大山周辺はライダーにとって、まさにツーリング天国で、高原を貫く気持ち良い直線道路から、鋭いカーブが連続する走りごたえ抜群のワインディングまで、変化に富んだ走りが楽しめる場所です。
大山周辺は、あまりに魅力的な道が多過ぎて、どこを走ればいいのか迷ってしまう、、、そんな贅沢な悩みが発生します(ツーリングマップルの大山ページ全体がオススメの道だらけ)
そんな中で、僕のオススメルートは、大山を一周する「大山環状道路」と、高原地帯を貫く「蒜山大山スカイライン」です。
どちらも、これぞツーリング!というダイナミックな道で、大山環状道路は、ソフトクリームが美味しい「大山まきばみるくの里」蒜山大山スカイラインは、大山の雄大な姿を拝める「鬼女台」がおすすめ立ち寄りスポットです。
鳥取県:日本一周人御用達の高規格無料キャンプ場「柳茶屋キャンプ場」
鳥取砂丘内にある、日本一周ライダー・チャリダー・徒歩ダー御用達の高規格無料キャンプ場が「柳茶屋キャンプ場」です。
サイトのロケーション、トイレや炊事場の清潔さ、すぐ目の前が鳥取砂丘という立地、どれをとってもココが無料とは思えない、本州では最高クラスの無料キャンプ場です。
何を隠そう僕も、ココに2度の日本一周で2回泊まっています(日本一周人が本当に多いです)
無料とは言っても受付が必要で、敷地内にある「鳥取市サイクリングターミナル」で受付をします。
なんと、無料なのにゴミが普通に捨てられたり(これ本当に凄いです)バイクで5分の所に「みさき屋ともの湯」という380円で入れる温泉があって、しかも、併設の食堂でうどんやラーメンが150円で食えたり、、、とにかく快適で、色々とネタが豊富な場所です。
山陰地方にツーリングに行って、ココに泊まらないライダーはもぐりです(きっぱり)
鳥取県:日本で一番有名な砂丘「鳥取砂丘」
言わずと知れた、日本最大級の超メジャーな砂丘です(日本最大の砂丘は青森県の猿ヶ森砂丘)
出雲大社は島根県と知らない人もいますが、鳥取砂丘は「鳥取」の名が付いているので、一枚上手(?)です。
駐車場は無料の場所もありますが、メインの場所から少し離れているので、200円払って一番賑わっている場所に停めるが吉です。
実際に行ってみると、意外にも緑が多く、砂丘だけをカッコよく写したい場合は、奥まで進む必要があります。
ちなみに、バイクシューズだと歩き難いので、いっそのことシューズを脱いで、裸足で散策するのがオススメです(気持ち良いですよ)
風が吹いて、砂がソワソワと動くと、まるで砂漠に来たようでテンションが上がります。
また、すぐ近くにある「砂の美術館(600円)」も必見です!
鳥取県:スズキ 隼乗りの聖地「隼駅」
鳥取の市街地から、国道29号線を30分ほど南へ進むと、そこにあるのは、スズキの隼乗りの聖地「隼駅」です。
1929年に建築された、ノスタルジックな木造駅舎が突如注目されたのは、平成20年に開催された、バイク雑誌の「8月8日(ハヤブサの日)に隼オーナーは隼駅に集合」という、ほぼノリの企画でした。
今では毎年「隼駅まつり」が開催され、当日は全国各地から隼乗りが大挙して押し寄せる、名実ともに「隼乗りの聖地」になっています。
隼駅周辺は、8823(ハヤブサ)ブランドを利用した、ライダー誘致による地方創生が盛り上がっており、隼駅の目の前にはカフェの「HOME 8823」バイクでちょっと走った先には、ライダー&ゲストハウスの「BASE 8823」があり、どちらも人気スポットになっています。
ライダーはとにかく行動力があるので、僕は地方創生とライダーは非常に相性がいいと思います。
残念ながら今回は「BASE 8823」はお休みでしたが、次回は絶対に泊まろうと思ってます。
ところで、、、GS号の聖地はどっかに無いのかな、、、( ・∇・)
山陰地方のおすすめツーリングスポット まとめ
山陰地方は独特の雰囲気がある、とても旅情が濃い場所です。
愛車と見知らぬ場所を旅するワクワク感が味わえる、山陰地方はそんな魅力溢れるツーリングスポットです。
行くまでが大変ですが、ライダーなら行けば絶対に好きになりますよ\(^^)/
島根はよくいきました。
米子自動車道で米子からへ下道でただひたすらR9を山口県方面へ、途中の宍道湖手前に
飛田蕎麦があって毎月蕎麦を食べました。
出雲市から萩市までは永遠下道で途中プライベートビーチっぽいところで泳いだり出来ました。
コメントありがとうございます。
出雲から萩までの道は、海がめちゃ綺麗ですよね!
ランキングから来ました。
バイクですごいですね。
出雲大社懐かしく見ていました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
僕はどこでもバイクで行っちゃいます。
出雲大社はいつ行っても良いところです( ´∀`)
楽しく拝見させて頂きました
私もGS乗りなので共感が持てました…f^_^;)
(ただ私のは古くて2002年式R1150GSですが…)先日仕事の出張で鳥取-島根に行った時にここはバイクで来たら面白いだろうと思い色々調べていたらこのHPにたどり着きました…
ただ柳茶屋キャンプ場や、みさき屋ともの湯、
BASE 8823…等はすでに休業や閉店の嵐でコロナの影響が強かったのかと思います…
ただ新しいスポットを探しに今年のお盆休みに3泊4日でキャンプツーリングに出かける予定です!情報ありがとうございました!
ブログを見て頂きありがとうございます^ ^
1150GSだと空冷ですよね?空冷ボクサーの音が好きです!
かなり前の記事なので、やはり休業や閉店の場所が出てしまっていますね(苦笑)
キャンプツーリング楽しまれて下さい!そして新しいスポットに行ったら、ぜひ教えて下さい(笑)