どもです、さすライダー(@SasuRider0420)です。
ライダーパラダイスこと「阿蘇」を有する九州は、季節を問わず走れるツーリングエリアとして、ライダーの聖地「北海道」と人気を二分する場所です。
僕自身も2度の日本一周や、単発のツーリングにて、今までバイクで5回ほど九州を旅していますが、未だに「走り足りない」と思うほど魅力的です。
ということで今回は、ダイナミックな風景に、海と山の道、そして良質な温泉など、、、ツーリングの楽しみが凝縮された、九州ツーリングのおすすめスポットを解説していきます(きらり)
コンテンツ
九州ツーリングの魅力について
九州は北海道と同じく、本州からは海を越えていく場所なので、旅情がとても盛り上がる場所です。
火山活動が活発な九州は「火の国」と言われており、今なお噴火を続ける「桜島」をはじめとする活火山が、全部で17箇所も存在しています。
それゆえ、火山地帯を駆け抜ける、ダイナミックなワインディングロードが多く、四方を海に囲まれているので、シーサイドロードも充実しています(いわゆる「海なし県」がありません)

つまり、ライダー目線的には、、、山があって海があって、ワインディングがあって、シーサイドロードがある、、、この時点で既に、九州に行かない理由が存在しませんね( ・∇・)
もちろん、美味しいご飯や温泉など、走り以外の楽しみも充実してますので、ぜひ次のツーリング候補にどうぞ!
九州にはライダーパラダイス「阿蘇」がある
バイクで阿蘇を走りたいから九州に行く!九州ツーリング=阿蘇!それくらい「阿蘇」という場所は、ライダーにとって特別な場所です。
多くのバイク雑誌やメディアにて「バイクで走りたい道ランキング」の、常に上位を占めているのが阿蘇の道で、特に「やまなみハイウェイ」と「ミルクロード」に関しては、ほとんどの場合トップ5に入っています(もちろんワンツーフィニッシュもあり)
日本離れしたスケールの大きな景色、程よいカーブが続く絶景のワインディング、そこら中にある温泉(本当です)など、阿蘇の魅力をあげたら、ぶっちゃけキリがないです。
キャンプ場もライダーハウスもあるし、北海道と同じく「ライダー歓迎」の施設も多く、まさに阿蘇は「ライダーパラダイス」なわけです。

九州の温泉は最高な上にめっちゃ安い
九州といえば温泉、温泉といえば九州!九州に行って温泉に入らないとか、僕に言わせれば、、、それは頭がおかしいとしか言えません(きっぱり)
火山が多いわけですから、それに伴い温泉も多いわけで、しかも入浴料が本州のそれに比べて、半端なく安いんです。
九州の温泉は、基本的には五百円でお釣りがくる感覚ですし、そもそも無料で楽しめる場所もたくさんあり、もはや温泉が「非日常ではなく日常」になります。

しかも、どこの温泉も泉質がよく、その上、独特の温泉カルチャーがあったりするので、とにかく飽きることがありません!
なので、九州ツーリング中は「温泉セットをすぐ出せる場所に入れておく」これが常識です。
九州は一年中ツーリングが出来る
標高の高い場所を除けば、九州は基本的に、1年中ツーリングし放題です(ただし、冬の阿蘇は辞めておきましょう)
僕は過去に、11月と2月に九州ツーリングに行きましたが、少なくても海沿いや、標高の低い内陸を走る分には、全く凍結の恐れはありませんでした。
というより、本州の冬装備をしていったら、日によっては日中暑いくらいでした。

特に「大分県・宮崎県・鹿児島県」に冬に行くと、あれ?今ってサマーだっけ?と勘違いするような景色と、海と空の青さに驚かされます。
同じ九州でも、福岡県や長崎県では、低地でも雪がちらつくことがありますが、大抵はすぐに止むので、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
つまり、本州が寒い時期こそ、愛車と九州ツーリングにGOです!

九州への首都圏(東京)からのアクセス方法について
ぶっちゃけ、首都圏から九州はめっちゃ遠いです、北海道より全然遠いです。
そのため、九州ツーリングに行くには、アクセスで1〜2日かかる=2〜3日のツーリングでは物理的に不可能です。
もちろん、いわゆる「弾丸ツーリング」で行く人もいますが、個人的には弾丸ツーリングをするなら、近場をゆっくり旅したほうが良いと思います(あくまで僕の考えです)
ということで、これを踏まえたの上での、九州へのアクセス方法を説明していきますが、どの方法でも「お金と時間」はある程度かかります。
気合と根性が必要:九州まで自走で行く
もっともシンプルでありながら、もっとも大変な方法が「九州までの自走」です。
GoogleMapで調べたみたところ、東京の日本橋から、九州の入り口「北九州の門司港」までは、約1000kmの道のりで、所要時間は約12時間とのことです。
実際には、12時間ぶっ続けで走れるわけはないので(僕の経験上の話です)現地までは最低2日はかかると見るべきです。
一般的に自走は「安上がり」というイメージがありますが、この距離のガソリン代と高速道路代は、絶対安くはなさそうです(笑)
ただし、達成感は半端無いと思うので、体育会系ライダーや、長距離一気が好きなライダーなら、チャレンジしがいのあるアクセス方法と言えます。
楽チンで旅情満点だけど料金が高い:九州までフェリーで行く
僕が2018年の11月に、九州ツーリングに行った時のアクセス方法で、東京のお台場から出ている「オーシャン東九フェリー」で直接九州まで行く方法です。
フェリーに乗ってしまえば、あとは九州(門司港)までの船旅を楽しむだけなので、自分もバイクも消耗せず、とても楽チンなアクセス方法です。

ただし、お台場を19:30に出発して、門司港に着くのは2日後の5:40(便により多少時間が異なります)という長旅になるので、時間に余裕があるライダー向けの方法です。
また、仮に750cc以上の大型バイクだと、片道の運賃だけで、29、730円(ライダーの運賃込み)もかかるので、往復6万円弱の出費が発生してしまいます、、、(かなり痛い出費です)

短期間でも九州ツーリングが可能:レンタルバイク・バイク輸送
九州ツーリングに限らず、近年利用するライダーが増えている方法が「レンタルバイク」でのツーリングです。
ライダーは現地まで飛行機(または他の交通機関)で飛んで、そこでバイクを借りて、ツーリングをスタートするという方法です。
自分のバイクで!という拘りさえなければ、利用する飛行機の便によっては1〜2日、場合によっては日帰りでも九州ツーリングが可能です。

また、自分のバイクを予め現地まで輸送して、現地で受け取ってツーリング、終わったら再び輸送するという方法もあり、例えば「BAS」などのバイク輸送業者を利用すれば可能です。
この方法もまた、ライダー自身の現地までの移動手段さえうまく予約できれば、短期間でも九州ツーリングが可能ですが、両者はかなり費用がかかります(レンタルも輸送も高いです)
九州ツーリングのおすすめスポット10選
さて、いよいよここからが本番です。
山あり谷あり、海あり、温泉ありの、九州ツーリングのおすすめスポットを紹介していきます。
なお、これから紹介する場所は全て僕が実際に行って走ったことのある場所です。
九州ツーリングのハイライト:阿蘇エリア
九州ツーリングのハイライトにして、絶対にマストな場所が「阿蘇エリア」です。
熊本県にある、周囲120キロの外輪山に囲まれた、世界最大級の火山「阿蘇山(主要な5つの山の総称)」を中心とした一大ツーリングエリアで、ワインディングや温泉、美味しい料理にライダーハウスなど、ありとあらゆるツーリングの楽しみが、たっぷりと凝縮されているエリアです。
特に大分県の別府市から、阿蘇エリアへと続く「県道11号線:やまなみハイウェイ」と、阿蘇の外輪山上を走る「ミルクロード」阿蘇山を豪快に駆け上がる「阿蘇パノラマライン(旧:阿蘇登山道路)」は、ライダーなら絶対に走るべき、阿蘇エリアの定番ルートです。

どこもかしこも見所だらけの阿蘇エリアですが、ミルクロード上にある、阿蘇随一の展望スポット「大観峰」からの眺めは、ここが日本であることを忘れてしまう雄大さです。
また、その日の火山状況によっては、見れない場合もありますが、阿蘇パノラマライン上にある「中岳の火口」は一見の価値があります。
阿蘇エリア周辺は、温泉の宝庫でもあるので、愛車とたっぷり走った後は、温泉で疲れを癒しましょう。


日本有数のシーサイドライン:日南フェニックスロード
北は宮崎市内から、南は野生馬「御崎馬」の生息地「都井岬」まで続いている、国道220・448号線の総称が「日南フェニックスロード」です。
あのライダーのバイブル「ツーリングマップル」において「日本有数のシーサイドライン」と明記してある、まさに絶景のシーサイドラインで、冬でもヤシの木が生い茂る南国ムードに包まれています。
僕自身もココは大好きな道で、僕もココは日本有数の、、、というより、日本で一番のシーサイドラインだと思っています。

終始交通量が少なく、道幅も広いので、思わず愛車のアクセルを開けたくなりますが、、、景色も素晴らしいので、走りたいけど写真も撮りたい、、、でも止まりたくない、、、という贅沢な悩みが発生します。
道中には、海岸線の洞窟が神社になっている「鵜戸神宮」や、モアイ像が立っている「サンメッセ宮崎」などの見所も多く、終点の「都井岬」の穏やかな風景には癒されまくりです。
九州ツーリングでどこに行こうか迷ったら、とりあえずココと阿蘇を走ればOKです!


これぞ非日常的光景の極み:桜島
鹿児島県のシンボル「桜島」は、今でもほぼ毎日絶賛噴火中の、アイドル級スーパー活火山です。
桜島の周囲に住んでいる人には日常ですが、他の人間から見れば、鹿児島の市街地の目の前に(海は隔てていますが)今でも噴火している火山があるとか、非日常的光景過ぎます。
ちなみに「桜島」と聞くと、船でしか行けない場所のように思えますが、実は島の東側は「大隅半島」と陸続きになっており、道路を走ってそのまま桜島インすることが出来ます(鹿児島の市街地からはフェリーで行けます)
大隅半島の国道220号線を走っていると、噴煙を上げる桜島が徐々に迫ってきて、かなりテンションが上がります!

また、足湯に浸かりながら桜島を見れる「道の駅 たるみず」は、僕的全国道の駅ランキングトップ5に入る場所です。
肝心の桜島は、国道224号線と県道26号線で、綺麗に一周することが可能で、島の西側にある「湯之平展望所」からの眺めは圧巻の一言です。
なお、桜島付近を走ると、もれなく愛車が火山灰だらけになります(笑)


日本三大カルスト台地を駆ける:平尾台
福岡県にある「平尾台」は、愛媛県と高知県にまたがる「四国カルスト」と、山口県の「秋吉台」と並ぶ、日本三大カルスト台地のひとつです。
九州ツーリングの玄関口である「門司港」から、バイクで1時間くらいの場所にあるので、九州一発目の走りどころとしてもオススメの場所です。
県道28号線がメインルートで、最初は狭い山道から始まりますが、道の途中で突如視界がひらけて、雄大なカルスト台地が姿を現します。

平尾台は鍾乳洞の宝庫で、大小様々な鍾乳洞がありますが、中でも「千仏鍾乳洞」は是非とも立ち寄って欲しい場所です。
最初は普通の観光鍾乳洞ですが、、、途中から小川の中を歩く「アドベンチャーモード」へと切り替わります(閉所恐怖症の人は要注意)


阿蘇山と並ぶ火の国のシンボル:雲仙普賢岳
長崎県の島原半島にある「雲仙普賢岳」は、今でも平成3年の噴火が記憶に新しい、九州を代表する活火山です。
そこを貫く「仁田峠循環道路」は、反時計回りの一歩通行の道で、雲仙普賢岳のダイナミックな風景を楽しむ事ができます。
一応はワインディングロードですが、カーブを攻めるよりは、景色を楽しむ道なので、愛車とゆっくり堪能しましょう(通行料金100円)

雲仙普賢岳の、もう一つのオススメの道が「県道207号線:島原まゆやまロード」で、こちらは無料で楽しめるワインディングロードです。
頂上にある「平成新山ネイチャーセンター」では、平成の噴火によって出来た、標高1483メートルの「平成新山」の全容を一望する事が出来ます。


歴史ロマンあふれる道:海の中道
福岡市民の憩いの場所「海の中道海浜公園」を貫く「県道59号・542号線」は、歴史ロマンあふれるツーリングスポットです。
学生時代に誰でも習った「金印」の発掘場所として有名な場所で、道中にはその名も「金印公園」という名のメモリアル広場があり、金印のレプリカが展示してあります。

県道59号線を福岡市内から走ってくると、両側が海に囲まれた、砂浜の中を走る道があり、そこからは「金印公園」がある「志賀島」を一周する道がはじまります。
まるで、南国のような眩しい海沿いを走る道で、すぐ近くに大都会「博多」があることを忘れそうになります。
また、細いクネクネ道を行った先にある「潮見公園」からの眺めは絶景の一言です!(狭いですが全て舗装路です)


5つの橋を渡る海の道:天草パールライン
大小約20余りの島から成り立つ、日本三大松島のひとつ「天草松島」にかかる5つの橋を巡る道が「天草パールライン」です。
周辺の海において、真珠の養殖が盛んであることから名付けられたこの道は、風光明媚な海を見ながら、愛車と楽しく走れる道です。
開通当社は有料道路でしたが、わずか9年で初期投資を回収し、今では無料の絶景ルートしてライダーに人気の道です。

天草地方といえば、あのキリシタンの英雄「天草四郎」の活躍の場として有名な場所で、天草パールライン沿いには「天草士郎ミュージアム」などの施設が点在しています。
まるで沖縄の海のような、綺麗な色の海が広がる天草諸島ですが、その背景には、キリシタンの悲しい出来事があった事を忘れてはいけません。


達成感抜群の九州最東端:鶴御崎
ライダーなら無条件で反応する最果ての地、九州最東端が「鶴御崎」です。
アタックの起点となるのは、大分県の佐伯市で、国道388号線から県道604号線に入ると、いざ最東端アタックの開始です。
入江沿いの細いクネクネ道をひたすら走ると、最終的には「鶴見スカイライン」へと続き、九州最東端へと辿り着きます。

アタック路の県道604号線は、道が狭い上に、かなり風が強いので、思った以上に時間がかかりますが、その分最東端の達成感は最高です!
肝心の鶴御崎は、最果て感満載の場所で、飾りっ気のない「九州最東端の碑」が逆に雰囲気を盛り上げてくれます。
行きはもちろん、帰りもかなり時間のかかる道なので、少なくても14時くらいまでには、アタックを開始しましょう(夜は真っ暗です)


気軽にアクセス出来る日本本土最西端:神崎鼻
長崎県の佐世保市にある「神崎鼻」は、北緯33度12分・東経129度33分に位置する日本本土最西端の場所です。
佐世保市内からは、自動車専用道の「佐々佐世保道路」に乗り「佐々IC」で下車、あとは県道18号線を西へ道なりに走ると「最西端」の文字が見えてきます。
数ある日本の「最果ての地シリーズ」の中でも、比較的アクセスが楽な場所ですが、最後は小さな漁村の狭い道を走ることになるので、くれぐれも運転には注意しましょう。

神崎鼻には広い駐車場が完備されており、最西端オブジェの前には、ソロツーではありがたい「自撮り用の台」も設置されています。
最果ての地の定番「到達証明書」は、指定の場所まで貰いに行くか、後日郵送でもゲットすることが出来ます(送料無料の神対応です)
また、神崎鼻がある佐世保の名物といえば「佐世保バーガー」ですが、僕の一番のオススメは「ビッグマン 佐世保京町本店」です!


阿蘇と並ぶ九州ツーリングのハイライト 日本本土最南端:佐多岬
北海道の宗谷岬と対局をなす、ライダーなら絶対に行くべき場所が、日本本土最南端の「佐多岬」です。
ライダーパラダイスの阿蘇と並び、九州ツーリングのハイライトと言える場所で「佐多岬に行く為に九州ツーリングに行く!」というライダーもいます。

鹿児島県から南に伸びている、2つの半島のうちの東側の半島「大隅半島」の最南端に位置する佐多岬へのアクセスは、桜島が見える国道269号線を起点に、最終的には県道68号線→県道556号線(佐多岬ロードパーク)と続き、かなりの長丁場となります。
佐多岬の100メートルくらい手前に、愛車と最南端の碑を並べて写真が撮れる場所があるので、絶対に見逃さないようにしましょう。
また、最南端の余韻に浸りたいライダーには、無料の「大泊キャンプ場」がオススメです(温泉もあり)


九州ツーリングのおすすめスポット まとめ
九州は1年中走れるツーリングスポットとして、本州が寒い時期にこそオススメの場所です。
ライダーパラダイスの阿蘇を走りまくるも良し、佐多岬をはじめとする、最果ての地を攻めまくるも良し、ただひたすら温泉に浸かるも良しです!
今回は紹介しきれませんでしたが、九州は美味しい食べ物の宝庫でもあるので(特にラーメン)ぜひ次のツーリングは、愛車と九州に行ってみてはいかがでしょうか?

九州ツーリングのまとめ動画
2018年の11月に、九州ツーリングに行ってきた時のまとめ動画を作ってみました。
今回紹介したスポットも、何件か出てきますので、是非ご覧下さいませ(きらり)
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