どもです「もう!ガジェットとバイクどっちが大切なの?」、、、と「仕事と私どっちが大切なの?」的な質問をされると大変困る男、さすライダー(@SasuRider0420)です。
結論から言うとどっちも大切なので、だからこそ「バイク用ガジェット」なる大好きな2つが一緒になったブツはマジヤべェ〜♪ってわけです。
そして今回、大変ありがたいことに、、、正にそんなブツのレビュー依頼が舞い込んできました、、、しかも!?なんと!この記事が公開された時点では「日本未発売」つまりは日本でこれを使ったライダーは僕が初となるので、当然ながら日本最速レビューとなります!
ってことで発表いたしましょう!今回レビューするのは「HIVE:バイク用BSM(Blind Spot Monitor)」でございます(どど〜ん)
コンテンツ
そもそもBSMって一体なんなのさ?
恐らくBSMというワードを見て「まじで?遂にバイクにもBSMが来たの?」ってなライダーと、僕みたいに「え?BSM?それってメンタリストじゃ無い方のDAIGO語録?」ってなライダーに分かれると思います。
BSMとは主に四輪の高級車に採用されている「後方死角確認システム」のことで、左右のミラーの死角スペースに車両が接近すると、レーダーがそれを感知して「おい、今お前の見えない位置に車両がいるぞ、分かってるのかベイビ〜?」と通知してくれるシステムです!
つまりは「Blind(死角)となるSpot(場所)をMonitor(監視)」してくれる存在、略して「BSM」ってわけです(っふ、決まったな)
通常この手のシステムは「予め車両に搭載されているもの」ですが、今回紹介する「HIVE」は、なんと「バイクに後付けできるBSM」なんです!
つまりは愛車をBSM付きの高級車にアップグレードできるという、それはそれは素晴らしいガジェットちゃんなんですYO
どうです?これがガジェットとバイクをこよなく愛する僕が、ハァハァ、ハァハァ、しないわけないですよね?
HIVEは台湾製のBSM
さて、BSMが激アツなガジェットだと分かったところで、今回紹介する「HIVE」の紹介に移りたいと思いますYO
こちらは台湾のバイク用品メーカー「VIGORPLUS+」が開発したBSMで、本国やドイツでデザイン賞を取っちゃうほどイケメンなBSMちゃんとなっております。
ご存知の通り台湾と言えば世界屈指のバイク王国なので、そこで販売されているということは「間違いないもの!」であると言えます。
日本ではクラウドファンディングを通じて発売!
僕が今回HIVEのレビューでお声がけ頂いたのは、主に車・バイク用品を販売している「昌騰有限会社」さんです。
これからまずはクラファンを通じて、HIVEの国内販売をスタートするということなので、興味ある方は是非下記ページをご覧下さいね(その後、無事に発売されました♪)
HIVEの開封の儀
さて!ここからはいよいよHIVEのレビューをしていこうと思いますYO
ってことで、まずは新しいガジェットを手に入れた時のお約束、開封の儀を執り行わせて頂きます!
素敵なパッケージの中から出てきたのは「本体(レーダー)、左右インジケーター、各種マウント・ブラケット、電源ハーネス、ネジと結束バンド、マジックテープ(両面テープ)、丸型水準器、日本語説明書」でございます。
HIVEの取り付け方法
まず初めに言っておきます、HIVEの取り付けはバイクの配線関係をいじる必要があるので、自身のない方は素直にショップにお任せしましょう!
というのも、最近のバイクは例えば液晶ディスプレイとか、ABSとかトラコンとか、電サスとか、、、そういった電子デバイスが複数装備されているケースが多いので、、、下手に配線をいじってミスったりすると、、、と〜っても面倒なことになる可能性があります(汗)
特に僕のように外車に乗っているライダー(マウントじゃないよ?)は要注意で、メーカーの専用システムが入っていたりすると、HIVEの取り付けでシステムエラーが起こる可能性があります。
、、、なので、配線やバイクいじりに自信のあるライダーは自分でやるのもOKですが、僕は大元の配線はディーラー、取り付けは自分で行いましたYO
※今から説明する取り付け方法は「BMW R1200GS 2013年式」の場合となります
説明書記載の取り付け手順としては「レーダーとインジケーターの設置場所を決める→配線を組む→全てを連結する」という流れですが、実際の流れは各々の環境でかなり異なってくると思います。
ちなみにレーダーは車両のテール付近に、インジケーターはミラーに取り付けるのがセオリーですが、これもまたそれぞれ違いは出てくるかと思います。
僕は今回ディーラーで大元の配線を組んでもらう→自宅で取り付け、という流れでやりましたので、その方法で説明しますね!
なお、ぶっちゃけ取り付けにはかなり苦労しましたが、、、それはこれを取り付けたのが僕が日本初(きらり)だからで、むしろ皆さんがこれを手に入れる頃には色々と情報があると思うので、恐らくそこまで苦労しないはずですYO
電源ハーネス用リレーの取り付け(ディーラー任せ)
HIVEの配線の肝となるのが「電源ハーネス」で、これを電源を繋げた上でレーダーとインジケーターを接続する必要があります。
つまりは電源ハーネスさえ取り付けてしまえば、あとはレーダーやインジケーターの設置場所を決めて、配線を整える、、、という流れになるのですが、ここが一番難易度の高い作業となります。
というのも、HIVEには電源スイッチがないので、バッテリーに直接接続(いわゆるバッ直)するのがご法度となっております。
要はバイクのイグニッションのON・OFFと連動する箇所に取り付ける必要があり、専門用語としては「IGN/ACC」な場所に取り付ける感じです。
これはあくまでBMWのバイクの場合ですが、HIVEのようなバッ直ではない社外品を取り付けてしまうと、全体の電気の流れに「プラスHIVE分」が加わるので、そうなるとシステムエラーを起こす可能性があるようです(さすがBMW様のおバイク、おハイテク♪)
ということで、そうならないために市販のリレーを噛ませた上で、HIVEの電源ハーネスを取り付ける必要があるのですが、それを取り付ける箇所を間違ってしまうと、、、なので、この時点で僕は「ディーラーお任せ」を選択しました。
恐らく外車全般や国産でも大型バイクに関しては、配線に関してシステムエラー系が伴う可能性があるので、自分でやるかプロに任せるかは慎重に判断する必要があります。
電源ハーネスの取り付け
ってことで、本当はそのまま全部ディーラーにお任せしたかったのですが、それでは流石にレビューワーとして失格なので(汗)ここからは自分でチャレンジしてみましたYO
今度は取り付けてもらったリレーに、いよいよ電源ハーネスを取り付けるわけですが、可能であれば「ギボシ端子とワイヤーストリッパー」を買っておくと便利です。
あくまで今回取り付けてもらったリレーに、電源ハーネスを接続する場合の話ですが、リレー側の黄色ケーブルに電源ハーネスの赤ケーブル(プラス側)黒いケーブルには同じく黒いケーブル(アース)を接続します。
ちなみにケーブルの銅線をネジって接続する方法もいいですが、ギボシ端子を付けた方が確実ですし、配線を取り外す際にも楽ですYO
左右のインジケーターの取り付け
さて、電源ハーネスの取り付けが完了したところで、お次は左右のインジケーターをミラーに取り付けていきます。
ってことで、インジケーターを電源ハーネスに接続した上で、配線の取り回しをしたい、、、けど?一体どこにケーブルを這わせればいいのか?、、、リンダ、困っちゃうなぁ〜♪(世代が、、、)
、、、結論としては「それならタンクカバーを外せばいいぜ!?」とディーラーからアドバイスを受けていたので、素直にそれを実行してみました。
さて、ここで問題発生です、、、というより、ガジェットの扱いはプロ級なのに、メカの扱いは完全なるトーシロー、、、な僕が取り付けるので、当然のように問題が発生するわけです(汗)
本来はミラーに取り付けるインジケーターですが、残念ながらケーブルの長さが足りなくて、、、結局はハンドルの中央に設置することにしました。
インジケーターは必ずしもミラーに取り付ける必要はないので、ここはマシンごとに差が出てくると思います、、、特に僕の場合は「世界大きいバイクランキングTOP5(当社調べ)」であろうGS様なので、そりゃ〜ケーブルの長さが足りなくなるよね、、、って感じでございます。
ちなみにインジケーターは3Mの両面テープでハンドルに貼り付けましたYO
レーダーの取り付け
お次はいよいよHIVEのレーダー(本体)の取り付けでございます。
こちらは専用マウントを介してテール側に取り付けるのですが、その際に付属の「丸型水準器」を使って、説明書記載の角度に見合った場所に取り付ける必要があります。
ただし、正直なところ実際は「角度に見合った場所」というよりは「取り付けできる場所」を探すのに苦労すると思います(汗)
というのも、クラファンページを見て頂ければ分かりますが、取り付けサンプルがスクーター、そしてHONDAのX-ADVらしき?車両(恐らくビクスクをイメージ)となっております。
台湾は世界屈指のバイク天国ですが、その多くはスクーター、、、つまりはこれはあくまで僕の憶測ですが、HIVEはスクーターを基準として設計されているのかもしれません。
なので、僕のGSもそうですが、テールにスクーターのような平らな場所なんて無いですし、特にシュッとしたテール形状のストファイ系バイクは取り付けに工夫が必要かと思います。
ということで、本来はレーダーに専用ブラケットに取り付けて、それを両面テープかネジを使って車両に固定するのですが、僕はホームセンターで買ってきた金具をキャリアに取り付けて、そこに取り付ける方法に落ち着きました。
ちなみにブラケットは本体を設置(置く)するもの、それから吊り下げるタイプの2種類がありますが、僕は吊り下げ式をセレクトしましたYO
本体とブラケットの接続は付属のネジを使うだけでとっても簡単です♪
なお、実は取り付けた後に5日間のツーリングに出たのですが、3日目の朝にレーダーが落ちそうになっていました、、、が!これはあくまで僕が両面テープによる簡単な取り付けをしたからで、、、それこそバイクいじりのスキルが高い人なら、例えば自作のステーを作る、テール周りを加工する、、、などでより確実な取り付けができると思いますし、もちろんプロに任せるのもありかと思います。
、、、ってことで、話を本筋に戻しますが、レーダーを取り付けたら後はインジケーターと同じく電源ハーネスに繋ぐだけで完了です!
ちなみに配線の取り回しはシート下の隙間をうまく活用すれば、そこまで目立つことなくできますYO
配線ミスを確認する方法
いやぁ〜、ここまでなかなか大変でしたが、、、バイクいじりが苦手な僕ちん、頑張っちゃいましたYO
ってことで、最後にちゃんと取り付け、特に配線ができているかの確認方法ですが、これはめっちゃ簡単です!
バイクのイグニッションをONにして、左右のインジゲーターが点灯すればOK、光らないと「はい!やりなおぉ〜し!それとガレージ3周と腕立て伏せ!」っと昭和の体育会系のノリとなります。
ちなみにインジケーター点灯後はすぐに消えちゃいますが、左側の小さいランプだけは常時点灯しています。
最後にイグニッションをOFFにすると、小さいランプも消灯することが確認できたら、これにてHIVEの取り付けはOK牧場でございます!
HIVEのBSMの作動条件について
ようやく取り付けが完了したところで、HIVEのBSMの作動条件について解説していきます。
BSMが作動するのは、レーダーの照射範囲「左右後方:4.5m×15m」のエリアに車両が侵入したときで、右なら右、左なら左のインジゲーターが赤く点灯して教えてくれます。
つまりは「車線変更しようかな?」という時に、右なら右、左なら左のインジケーターが光っていたら「すぐ後ろに車両あり=今は車線変更しちゃダメ絶対」ということです。
ちなみにBSMは取り付け車両(本人が運転してるバイク)が、時速20km以上で走っている時にしか動作しません。
なので、例えば信号待ちでBSMの作動エリアに車両がいたらずっと光ってる、、、なんてことにはなりませんYO
あとは自分が追い越しをかけた時にも、追い越した車両がBSMの作動エリアに入ると通知してくれます。
なので、少なくても追い越し後にインジケーターが光っている場合は、15m以内に追い越した車両がいるという証拠なので、インジケーター消灯後に元の車線に戻った方が安全ということになります(もちろん目視も併用で)
実際にHIVEを使ってみた感想
いやぁ〜、初めてインジゲーターが光った時は感動しましたね♪
お、検知してるやん、ハイテクやん、そしてそれを使ってる俺、、、イケてる、きらり!ってね(ナルシーでごめんなさい)
素直に凄いと思います!後付けでこんな便利な機能が使えるなんて。
最近ではACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)という前方車両との車間距離を自動調整するレーダーシステムが、BMWやKTM、DUCATIのバイクに搭載され始めていますが、BSMのような後方レーダーは僕の知る限りまだ搭載車両はないはずです。
※10/1修正:BMW C650GTにBSMが搭載されているようです(さすがBMW様)
BSMは四輪ではある程度普及しているシステムですが、まさかこれを二輪、しかも後付けで使える日が来るとは!ガジェット好きとしては萌えってぃ〜!の一言でございます。
ちなみにもちろん後方車両や追い抜かし車両が「バイクの場合でも」しっかりと反応してくれますし、バイク用ということで防水仕様となっております。
しかも「IPX7」というほぼ最高の防水性能となっているので、雨天走行でも全く問題なくBSMが使えますYO
特に高速道路での合流では、BSMがかなり頼りになります!
なんせ、自分以外の車両は高速で走っているので、一度目視で確認したとしても、一瞬で後方に車両が現れる時もありますよね?
しかし、目視後にインジケーターが光ってなければ、安心して合流することができますYO
HIVEの気になった点について
最後にHIVEの気になった点についてですが、やはり取り付けが若干面倒なことだと思います。
最近のバイクは電源ポートが付いているケースが多いので、そこから電源を取れると、取り付けがかなり楽になるのでは?と思います(イグニション連動式ですし)
それとこれは僕のバイクが特別デカイから、、、というのが1番の理由ですが、インジケーターのケーブルの長さはもうちょっと欲しい、もしくは延長ケーブルのようなオプションが欲しいと思いました。
というのも僕のようにハンドル付近にインジケーターを取り付けると、見るために一瞬視界を下に向ける必要があるので、なら最初から目視で確認した方がいい、、、ってなってしまいます(汗)
これが本来取り付けるべきミラーにあったら、ミラーを確認すると同時にインジケーターも確認できるので、これこそがスマートな確認方法かと思います!
それとハンドル付近は直射日光がモロに当たるので、晴れた日は光っているのか否かが分かり難い、、、ので、やはりもうちょいケーブルを長くしてもらえると助かります。
気になる方はクラウドファンディングをチェック!
一言「実に面白い(ガリレオ風)」もうね、こういうの大好きですYO!愛してます(はぁと)
この手のレーダー系ガジェットは「無いよりはあった方が良いモノ」なので、運転中の死角を補うお守り的存在として、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか?
ってことで、HIVEが気になる方はクラファンページを要チェックチェック〜でございます(その後、無事に発売されました♪←大事なことなので2回目です)
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